「オデッセイ」×「宇宙兄弟」!原作者描き下ろしコラボポスター公開
2015年12月21日 08:00
[映画.com ニュース] リドリー・スコット監督とマット・デイモンがタッグを組み、第73回ゴールデングローブ賞で作品賞・主演男優賞(共にミュージカル・コメディ部門)・監督賞の3部門にノミネートを果たした「オデッセイ」と、人気漫画「宇宙兄弟」のコラボポスターが公開された。本作と「宇宙兄弟」のコラボレーションは、先日公開された応援映像に続く2回目。なお、ポスターは原作者・小山宙哉氏の描き下ろしとなる。
火星での探査任務中に事故に巻き込まれ、1人置き去りにされた宇宙飛行士、マーク・ワトニー(デイモン)。植物学者でメカニカル・エンジニアでもあるワトニーは、持ち前のポジティブ精神を頼りに、自身の知識をフル活用して絶望的な状況を生き抜こうとする。
「宇宙兄弟」は、NASAの宇宙飛行士になった弟・日々人と、日々人に背中を押され、宇宙飛行士を目指す兄・六太の奮闘を描き、人気を博している。テレビアニメ、劇場版アニメ「宇宙兄弟#0」(2014)のほか、12年には小栗旬と岡田将生の共演で実写映画化もされている。
本作を鑑賞した小山氏は「最高に面白かったです。これは本当のことだから、遠慮なくそう言えるのがうれしい」と絶賛。「宇宙機器の見た目の作り込み、過酷な火星の描写とそこでの生活感、説得力ある科学考証など、とにかくディティールがきっちりと全体まで行き届いていて、リアリティがあり自分ももうそこにいるような体験ができました。ストーリー展開も役者さんの演技もみなすばらしく、価値と意味のあるシーンの連続でドキドキとワクワクが最後まで続きます。感動しました」と入念なリサーチに基づいた作品作りを行っている小山氏ならではの目線と言葉で魅力を語った。
なお、今回のポスターでは引き締まった表情の六太が描かれているが、小山氏は「ポスターのマット・デイモン氏の顔を見ながら描いたので、今までで1番男前な六太になりました(笑)」と告白。原作では3枚目なキャラクターも六太の大きな魅力だが、主人公然とした六太の姿は原作ファンにとっても新鮮だ。また、原作第1話では幼少期の六太が日々人に「火星に行くよ」と夢を語るセリフがあり、今回のコラボでその夢を実現させた姿もファンにとっては胸を熱くさせるポイントといえる。
「オデッセイ」は、ジェシカ・チャステイン、クリステン・ウィグ、ジェフ・ダニエルズ、マイケル・ペーニャ、ショーン・ビーン、ケイト・マーラらが脇を固める。16年2月5日から全国公開。