新井浩文、最高の共演者はアンドロイド!?「待ち時間に気を使わないでいいから楽」
2015年11月21日 16:48

[映画.com ニュース]世界で初めて人間とアンドロイドが共演する映画「さようなら」が11月21日、東京・新宿武蔵野館で公開され、主演のブライアリー・ロング、共演の新井浩文、メガホンをとった深田晃司監督が初日舞台挨拶に立った。
「ほとりの朔子」(2013)の深田晃司監督が、劇団・青年団を主宰する平田オリザ氏とロボット研究者の石黒浩氏(大阪大学教授・ATR石黒浩特別研究所客員所長)のコラボレーションによる演劇作品を映画化。舞台は、原子力発電施設の爆発によって国土の大半が放射能物質に汚染された近未来の日本。国民が次々と避難するなか、外国人難民ターニャと彼女をサポートするアンドロイドのレオナ(ジェミノイドF)は取り残され、静かに最期を迎える。
舞台版から続投し、主人公ターニャを演じたロングは、「美しい映画だった。映像美、音楽が素晴らしかった。そんな映画に参加できて光栄です」とニッコリ。さらに「舞台では真っ黒な壁しかない空間で演じていたので、具体的な世界観はお客さんの想像力にゆだねていた」と振り返り、そのうえで「映画では、世界観をどう広げていくかが監督のチャレンジだったのだと思う。それが成功していた」と深田監督の手腕を称賛した。
レオナを演じたアンドロイドのジェミノイドFの出演シーンは、あらかじめパソコンにインプットしたセリフを話すタイミングに合わせて担当者がボタンを押して撮影された。「相手が絶対セリフを間違えないのはプレッシャーにならなかったか?」と問われた新井は、「プレッシャーはなかった」と即答し、「基本間違えないので」とキッパリ。新井の強気な発言に客席が沸くなか、さらにジェミノイドFとの共演を「プライベートとか待ち時間に気を使わなくていいから楽だった」と本音をこぼすと、会場は大爆笑だった。
新井は、ターニャの元を去っていく恋人・敏志を演じたが、役作りの苦労を問わると「(ターニャを)捨てる役だからなあ……。(現実でも誰かを)『捨てちゃえ』なんてできないですからね」と頭を抱える。さらに客席に視線を移すと「まあ、基本捨てられる方なんで」と苦笑していた。
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