スタローンが明かす、「ロッキー」新章「クリード」ができるまで
2015年11月20日 17:00

[映画.com ニュース] シルベスター・スタローンの代表作「ロッキー」シリーズの新章「クリード チャンプを継ぐ男」でタッグを組んだスタローンと新鋭、ライアン・クーグラー監督が、お互いの出会いを語った。
黒人青年が警官に銃殺された実話を映画化した「フルートベール駅で」(2013)が高い評価を得たクーグラー監督は、自身にとって「ロッキー」シリーズは父との思い出だと振り返る。「『ロッキー2』が、僕がロッキーというキャラクターとストーリーを知ったきっかけだ。父と僕は最終的にはシリーズ全作を一緒に見て、僕は父を通してあのストーリーに夢中になったんだ」。
本作では、「フルートベール駅で」の主演俳優マイケル・B・ジョーダンを起用し、ロッキーのライバルで元ヘビー級王者アポロ・クリード(カール・ウェザース)が残した息子アドニスの物語が展開する。スタローンは、“ロッキー通”の若手監督からこの構想を聞かされたときの驚きと興奮を「このフィルムメーカーはこんなに若いのに、俺たちが何十年も前に始めた作品にこれほど魅力を感じてくれているなんて、と思った。正直に言うよ、俺は彼の言葉にすごく興味をそそられたのさ」と明かした。
「ロッキーが人々に残した印象の大きさには、当惑すると同時に圧倒されている。だからこそ、俺はこのキャラクターを損なってはいけないという計り知れない責任を常に感じてきたんだ」と語るスタローンは、誰よりもその重圧を知る1人。そんなスタローンが、当時長編映画を1本も撮っていなかったというクーグラー監督にシリーズを委ね、出演を快諾したことからも、そのアイデアへの興味と監督への信頼が見て取れる。クーグラー監督はその熱意にこたえるように「脚本を書きながら、『このシーンだとロッキーは何をするのかな?』とスライ(スタローンの愛称)に電話して相談したよ。僕が何か思いついたら、最初に電話したのが彼だったし、彼の方でも僕に真っ先に連絡してくれた。スライはほんとうに寛大だったし、すばらしい共同作業だった」と“共闘”した喜びを語った。
本作では、ロッキーはアドニスのトレーナーとなり、試合の際はセコンドを務める。スタローンは「セコンドはボクサーの精神状態を安定させなければならない。そんなすごい役割を担っているんだ。だから、ロッキーが進むべき道としてはすごくいいと思ったのさ。ボクサーとしての長年の経験を、アポロの息子に生かすことができるんだからね」と思い入れを熱く語った。
「クリード チャンプを継ぐ男」は、12月23日から全国公開。
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