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橋口亮輔監督、7年ぶり長編公開に笑顔満開「映画を作る喜び」語る

2015年11月14日 14:20

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7年ぶりの新作公開に感謝を述べた橋口亮輔監督(中央)
7年ぶりの新作公開に感謝を述べた橋口亮輔監督(中央)

[映画.com ニュース] 橋口亮輔監督の7年ぶりの長編新作「恋人たち」が11月14日、全国25スクリーンで公開初日を迎え、橋口監督をはじめ主演の篠原篤成嶋瞳子池田良安藤玉恵黒田大輔木野花が、東京・テアトル新宿で舞台挨拶を行った。初回上映から立ち見客が出る盛況ぶりをみせたこの日、登壇陣、製作陣の映画愛が爆発した。

橋口監督にとって、数多くの映画賞を受賞した「ぐるりのこと。」以来7年ぶりの長編となった今作。地方キャンペーンで懸命に感想を伝えてくれた観客たちの反応に、「映画を作る喜びってこういうことかなと思いました」と満面の笑みを浮かべた。そして、「『映画を撮りましょう』と言い続けてくれた」という松竹ブロードキャスティングの深田誠剛プロデューサーに「深田さんがいなかったら今ここにいないと思います。本当にありがとうございました」と真摯な面持ち。さらに次々に製作陣の名前をあげて感謝を伝えた。

自身のワークショップのメンバーによる映画製作として企画がスタートした今作の出演者は、「8割くらいがワークショップの参加者」といい、「『やっぱり素人下手だったね』と言われたら失敗。注意を払いました」と撮影時を述懐。主演の篠原を「素晴らしい芝居を見せてくれたと思いますけど、まあできない! 不器用で(笑)」とからかったが、篠原は「限界超えていた。でも監督が『おまえだったらやれると思うんだよな』とおっしゃって、僕が(主人公の)アツシを演じることを、僕よりも監督が信じてくださった。ありがとうございました」と頭を下げた。

一方、「ぐるりのこと。」にも出演した安藤と黒田は、長編復帰に感無量の面持ち。安藤は、劇中のセリフを持ち出し「『このセリフはあなたしか言えないんだから!』と言われた。愛でしかないなと」とニッコリ。黒田も「『ぐるりのこと。』の試写の後に、安藤さんに『すごく素敵でしたね』とメールしたら『この映画の中の住人になれて本当に幸せだ』と返ってきた。この『恋人たち』を見たあとも全く同じようなことを感じました」と“橋口組”の映画愛を見せつけていた。

またこの日は、橋口監督へのサプライズで深田氏から花束が贈られた。深田氏が「橋口監督とこの映画に関わってくださったすべての人と、この日を迎えられたことを夢のように思っております。監督、よかったですね」と挨拶すると、会場は温かな空気に包まれ、安藤は涙を拭った。これには感動を隠せない様子の橋口監督だったが、「泣かせにかかっているの?」とおどけてみせ、最後まで満開の笑顔を崩さなかった。

映画は、通り魔に妻を殺された橋りょう点検員、平凡な生活に嫌気がさしている主婦、親友への思いに苦悶する同性愛者の弁護士の3人を主軸に、それぞれが人生に希望を見いだそうともがく姿を描いた。

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