橋口亮輔監督「恋人たち」胸を締め付ける予告編公開!
2015年9月17日 21:30
[映画.com ニュース] 橋口亮輔監督約7年ぶりのオリジナル脚本による長編映画「恋人たち」の予告編が公開された。
映画は、通り魔殺人事件によって妻を失い、橋梁点検の仕事をしながら裁判に奔走する男アツシと、平凡な暮らしに突如現れた男に心が揺れ動く主婦・瞳子、親友への思いを胸に秘める同性愛者のエリート弁護士・四ノ宮という、心に傷を抱えながら幸せを求めて生きる3人を繊細に描く、絶望と再生の人間ドラマだ。
メインキャストには、橋口監督のワークショップに参加しオーディションで選ばれた新人俳優が抜擢され、アツシを橋口監督の中編「ゼンタイ」にも参加した篠原篤、瞳子を成嶋瞳子、四ノ宮を池田良が演じた。また、橋口監督の代表作「ぐるりのこと。」(2008)で主演デビューしたリリー・フランキーがアツシの先輩を演じている。
公開された予告編は、橋口監督の「飲みこめない想いを飲みこみながら生きている人が、この日本にどれだけいるのだろう。今の日本が抱えていること、そして“人間の感情”をちゃんと描きたい」というメッセージから始まる。やることなすこと非難される瞳子、作り笑顔で日々をやりすごす四ノ宮、ついに感情を爆発させるアツシ。3人の訴えに胸が締め付けられるが、最後は周りの人々の笑顔や優しさに救われる姿が収められている。
「恋人たち」は、11月14日からテアトル新宿ほか全国で公開。