福山雅治、週刊誌のパパラッチに！髪＆髭を伸ばし大根仁監督最新作に主演

［映画.com ニュース］　今年デビュー25周年を迎えた福山雅治が、大根仁監督の最新作「SCOOP！」に主演し、芸能スキャンダルを追うパパラッチ役に挑んでいることがわかった。福山にとっては、第66回カンヌ映画祭審査員賞を受賞した「そして父になる」以来の主演映画で、大根監督とは初タッグとなる。

福山が扮する都城静は、かつて写真週刊誌「SCOOP！」で伝説的なスクープを撮ってきたが、現在は芸能スキャンダルを中心に追うフリーの中年パパラッチだ。ギャンブル好きで借金もあるという役どころだけに、髪と髭を伸ばし、衣装をクランクイン前から着込んでなじませるなど、徹底した役作りに励んで10月12日に撮入した。

福山は、「ずっと演じてみたかったタイプの役のオファーが、ある日舞い込んできました。しかも同世代クリエイターの星、大根監督から」と明かす。撮影は順調のようで、「盛りだくさんのエンタテインメント作品になる手応えを感じながら撮影中ですが、すでに役から離れるのが寂しくなっている自分がいます。とても楽しく作品づくりができている現場です。ご期待ください！」とコメントを寄せた。

今作は、原田眞人監督が脚本を兼ね1985年に公開した「盗写/250分の1秒」を原作映画とし、かつての敏腕カメラマンが写真週刊誌「SCOOP！」の新人記者とタッグを組むなかでスクープを獲得していき、次第に大きな事件を追うことになる姿を描く。「SCOOP！」の新人記者・行川野火を二階堂ふみ、副編集長を吉田羊と滝藤賢一、静にネタを提供する怪しげな情報屋・チャラ源をリリー・フランキーが演じている。

「モテキ」「バクマン。」に続くメジャー映画3作目に臨んでいる大根監督は、「いつか絶対に撮りたいと、長年温めてきた企画です。『福山雅治主演で企画を出して欲しい』と言われた時、まっさきに思い浮かんだのがこの作品でした」と今作への思いを語る。福山についても、「撮る側と撮られる側の関係を、スリリングに、エロティックに、センシティブに描き、なおかつエンタテインメント映画として成立させることができるのは福山雅治以外にはありえない。これまで見たことのない映画、そしてこれまで見たことのない福山雅治をどうかご期待ください!!」と相思相愛ぶりをうかがわせた。

「SCOOP！」は、2016年秋に全国で公開。