鈴木梨央ちゃん、大人顔負けコメントに観客600人脱帽!伊勢谷友介「大好き」とメロメロ
2015年11月10日 20:35
[映画.com ニュース] アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリによる不朽の名作小説を長編アニメーション化した「リトルプリンス 星の王子さまと私」のジャパンプレミアが11月10日、東京・文京区の東京ドームシティシアターGロッソで行われ、日本語吹き替え版声優を務めた子役の鈴木梨央ちゃん、瀬戸朝香、津川雅彦、ビビる大木、伊勢谷友介、滝川クリステル、竹野内豊の豪華な面々が舞台挨拶に出席した。
「星の王子さま」の“大切なものは、目には見えない”という名フレーズにちなみ、登壇陣は「2016年に一番大切にしたいこと」を星型のバルーンに書き、発表することに。主人公役に抜てきされた10歳の天才子役・梨央ちゃんは、「『努力』です。自分が一生懸命努力することで、素敵な人たちにめぐり会えるからです」と、大人顔負けのコメントで約600人の観客をうならせる。これにはほかの登壇陣も脱帽しきりで、伊勢谷は拍手を送りながら「もう、大好き!」とメロメロの様子だった。
今作で声優初挑戦の梨央ちゃんは、初めて尽くしのアフレコを「画を見て口にあわせてセリフを言ったり、秒数も見て、感情も出さなくてはいけないので、難しかったです」と振り返る。それでも、「楽しかったです!」と笑顔をはじけさせると、母親役を務めた瀬戸は「プロモーション活動をしている中で、大人の私でもハッと思うことばかりで、梨央ちゃんは感性が素晴らしいです」と絶賛。さらに、5歳のころから子役として活動した大ベテラン・津川も、「子役というのは基本的に天才なんですが、この子はその上の天才。ニュアンスや声の合わせ方から、僕らが苦労しているところをシュッとクリアしている。この子は、将来立派な女優さんになるでしょうね」と手放しで褒めちぎっていた。
その一方で、伊勢谷は「年齢を10歳くらいサバ読んでいるんだよね。本当は20歳くらいだよね?」と茶々を入れ、梨央ちゃんを困らせ場内を沸かした。また、声優初挑戦となった竹野内は実写との演技の違いに言及し、「録音ブースに入って、目の前にモニターとマイクだけがあって、それで『はい、やってください』というのは初の経験。非常に楽しませていただきました」と充実感をにじませていた。
「リトルプリンス 星の王子さまと私」は、1943年の出版以降、270以上の言語に翻訳され、時代や場所を問わず愛され続けてきた小説「星の王子さま」のその後を描く。11月21日から公開。