広瀬すず、樹木希林らTIFF“ARIGATO”賞授与式で喜び語る
2015年10月31日 18:23

[映画.com ニュース]第28回東京国際映画祭で新設された“ARIGATO(ありがとう)”賞の授与式が10月31日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。この1年間、日本映画界に突出して貢献した人物に感謝の意を込めて贈られる同賞。受賞者である女優の樹木希林、広瀬すず、俳優のリリー・フランキー、アニメ映画「バケモノの子」などの細田守監督、「妖怪ウォッチ」シリーズを生んだレベルファイブ社の代表取締役社長・日野晃博氏が出席し、報道陣のフラッシュを浴びながら喜びを語った。
日本映画界には欠かせない存在感と、長年にわたる功績を称えられた樹木は、開口一番「昨日、高齢者のための免許証取得の事前講習会に、3時間行ってきました」と“希林節”をさく裂。続けて「年をとるということは、大変なことだと思います。にもかかわらず、人様からありがとうなどと言ってもらえることは、いえいえ、こちらこそありがとうございます」と謝辞を述べ、会場を沸かせた。
「海街diary」で脚光を浴びた広瀬は、ますますの飛躍に期待を込めての受賞となった。緊張気味に登壇したが、それでも「日本でこのような授賞式に出席して、賞をもらうのは初めて。自分のなかで気恥ずかしい気持ちもありますが、支えてくださったたくさんの方への感謝の気持ちを込めて、一生懸命頑張りたいと思います」と真摯な姿勢で意気込む。そんな様子を受け、「海街diary」で共演もしているリリーは、「僕は広瀬すず枠として、さわやかな風を吹かしたことで受賞したと考えております」とおどけながらも、「ここにいらっしゃる細田さんをはじめ、たくさんの才能ある監督に面白がって呼んで頂いた結果。いち映画ファンとして、この賞を頂きたいと思います」と出演作品の監督たちに向け頭を下げた。
また、オリジナルアニメ映画としては驚異的な興行収入を実現した細田監督は、「スタッフやキャストに、監督として『ありがとう』と常に言っているわけですが、本日は逆に声をかけられ、照れ臭いような嬉しいような気持があります。こういう賞を頂けたのも、スタッフ・キャストのおかげだと思っています」と感無量の胸中を明かす。そして、ゲームソフトからのクロスメディアにより、映画界に一大旋風を巻き起こした日野氏は、「これからも全国の子どもたちや、お父さん、お母さん、家族みんなで楽しめるコンテンツを作り続けていきたい」と決意を新たにしていた。
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