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落語家・柳家喬太郎&石井杏奈、キャッチボールで“父娘”の絆育む

2015年10月26日 15:55

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「スプリング、ハズ、カム」出演の 柳家喬太郎、石井杏奈、朴ろ美(左から)
「スプリング、ハズ、カム」出演の 柳家喬太郎、石井杏奈、朴ろ美(左から)

[映画.com ニュース] 人気落語家・柳家喬太郎の初主演映画「スプリング、ハズ、カム」が10月26日、東京・六本木ヒルズを中心に開催中の第28回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門で公式上映された。柳家をはじめ、共演者の石井杏奈朴ろ美、メガホンをとった吉野竜平監督らは、TOHOシネマズ六本木ヒルズでの上映後にティーチインを行った。

妻を亡くし男手ひとつで娘を育ててきた父親と、大学進学を機に東京で一人暮らしを始める娘。部屋探しのために広島から上京したふたりが過ごす、楽しい小旅行のような時間の端々に別れの気配が漂う1日を描く。柳家と石井は、リハーサルの段階で、ほめ言葉やけなし言葉をかけながらキャッチボールをすることで“父娘”の絆を育んだそうで、「楽しかったね」とにこやかに顔を見合わせながら振り返った。すると吉野監督は、大学生になったつもりで石井を口説くよう柳家に指示したが、「ダメでしたね」と暴露した。

落語の世界で絶大な人気を誇る柳家は、観客から「キョンキョン師匠」と呼ばれ思わず照れ笑い。これまでに監修として落語の映画に携わることや、先輩の自主制作映画に出演する機会があったそうだが、本作のオファーを受け「単純に、映画出てえ」と決意したこと明かした。撮影では、同じシーンでもテイクを重ねることに驚いたといい、「おんぶのシーンはつらかったねえ」と告白。「監督のオーケーが出た時に(気持ちが)ひとつになったなと思いました」としみじみと語った。

もともと落語の知識は皆無だったという吉野監督は、柳家のラジオを偶然聞いたことでその面白さに魅了され、主演映画を企画したという。しかし、一般的な知名度があまりないことから製作会社が決まらず、クラウドファンディングで製作費を募ることを決意。日本全国の出資者から心のこもったメッセージが直接届けられ、「ヘマできない、変な映画は作れないというのはいい点でもあり、プレッシャーでもありました」と述懐。そして柳家が「思い入れのあるこのチーム、この家族の仲間になれたことがうれしく、本当に監督のおかげだと思っています」と感謝して締めくくった。ティーチインには出演者の柳川慶子梅舟惟永内村遥も出席した。

第28回東京国際映画祭は、東京・六本木ヒルズをメイン会場に10月31日まで開催。映画「スプリング、ハズ、カム」は来年公開予定。

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