豊川悦司と鈴木京香が許されざる大人の恋 WOWOWドラマ「荒地の恋」16年1月放送
2015年10月24日 08:00

[映画.com ニュース] 直木賞作家・ねじめ正一氏による長編小説「荒地の恋」が、WOWOWの「連続ドラマW」としてドラマ化されることが決まった。豊川悦司と鈴木京香が主演し、許されざる大人の恋を演じる。
舞台は、戦前・戦中を生き抜いた世代が50代に入り、「残された時間をどのように生き、どのように死ねばよいのか」を自問していた1970年代後半から80年代。戦後、現代詩運動の中心となって活動していた詩人の北沢太郎は53歳になり、いまは新聞社の校閲部に勤務しながら、細々と詩作を続けていた。妻子との平穏な日々を送っていた北沢だったが、親友である三田村貴一の妻・明子と恋に落ち、仕事も捨て、家族を残して明子と暮らしていく中で、これまでにないほどの情熱と「言葉」を取り戻す。
主人公・北沢を演じる豊川は、作品について「人がその人生をおくる、全うするということがどういうことなのか、仕事、友情、家族、恋、老い、夢、理想……誰もが味わうシンプルで複雑な生きるためのエッセンス、その全てが詰まっている」と語り、「北沢太郎という人間がなぜそんなに愛されたのか、その謎に謙虚に向き合っていきたいと思います」と意気込みを寄せる。
監督・脚本は、豊川も出演した「居酒屋ゆうれい」(1994)の渡邊孝好。8年ほど前に原作を読んでから映像化を模索し続け、WOWOWで全5話のドラマとして結実することとなった。明子役を演じる鈴木も、「何年も前に、信頼する渡邊監督からこの『荒地の恋』のお話をうかがってから、ずっと演じたかった役です」と感慨深い様子で、「渡邊監督の思いに応える演技がしたい、そして弱く激しい魅力に満ちた可愛い明子をどう表現するかと、毎日七転八倒しています」と話している。
共演は、親友の三田村役に松重豊、有川信夫役に田口トモロヲ、妻の治子役に富田靖子、娘の優有子役に川島海荷。放送は2016年1月9日から。毎週土曜日午後10時放送。
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