地球2万年の営みをとらえた「シーズンズ」監督、自然撮影の極意を語る
2015年10月23日 19:45

[映画.com ニュース] ネイチャードキュメンタリー「シーズンズ 2万年の地球旅行」が10月23日、東京・六本木ヒルズで開催中の第28回東京国際映画祭で公式上映され、来日中のジャック・クルーゾ監督が舞台挨拶に立った。第22回でオープニングを飾った「オーシャンズ」(2009)以来の同映画祭出席となり、「こんなに大勢の人が見に来てくださり、とても感動しています」と笑顔を浮かべた。
「WATARIDORI」「オーシャンズ」など15年にわたりコンビを組んできたクルーゾ、ジャック・ペランが、2万年におよぶ生命の歩みを圧倒的な映像でとらえた。「空を飛ぶ鳥、海の魚や海洋ほ乳類を撮影し、その後地上の動物たちを撮りたいと思いましたが、それだけでは映画にするには不十分だと感じました。1年くらい経ち、森の住人たちを時空の中に置き、彼らが生きてきた歴史を描こうと思ったのです」と明かした。
約70種類の動物たちが登場するが、なかでもオオヤマネコの撮影にこだわったという。「子どもの頃から少しずつ成長している姿を描いているのですが、撮影中彼らは我々に付き添ってくれる素晴らしい役者で、表情豊かな動物だったのです」と振り返った。
また、クルーゾ&ペランコンビは、作品ごとに撮影技術を追求してきた。本作では世界初の無音小型バギーを導入し、「とても素早い動きをする動物たちに寄り添い、生命の躍動を収めることが挑戦でした」と動物たちの目線をとらえることに成功。苛酷な環境でも撮影を敢行しており、「氷河期に生きていた生き物と似ている動物を見つけなければならず、原始的な姿を残したジャコウウシなどを撮影しました。でも、動物をとらえるだけでは十分ではなく、厳しい環境の中で彼らを収めること、自然の移り変わりをおさえるためタイミングを待つことが重要だったのです」と生き生きとした自然を映し出す極意を語った。
そして、「まだ野生の世界はこの地球に残っている。決して全滅したわけではない。野生の世界を新たな眼差しを持って見てもらいたいというメッセージを込めています」と語りかけた。次回作についてはまだ話せないとしながらも、日本の自然への興味を問われると「日本の野生に興味があります。まったく未知の存在なので、将来的に撮影することができたらうれしいですね」とファンを喜ばせた。
第28回東京国際映画祭は、31日まで。「シーズンズ 2万年の地球旅行」は、2016年1月15日から全国で公開。笑福亭鶴瓶と木村文乃が、日本語吹き替え版のナレーションを担当している。第28回東京国際映画祭は、10月31日まで開催。
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