平山あや、主演作「いしゃ先生」現場を振り返る「ずっとこの役を演じていたかった」
2015年10月17日 19:00

[映画.com ニュース] 「仙境のナイチンゲール」と呼ばれた女性医師・志田周子さんの人生を映画化した「いしゃ先生」が10月17日、京都で開催中の京都国際映画祭2015で上映され、主演の平山あや、メガホンをとった永江二朗監督が舞台挨拶に出席した。
戦前戦後の混乱期、無医村だった山形県大井沢村(現・西川町大井沢)で生涯を医療にささげた周子さんを演じるにあたり、平山は「実在の人を演じるのはプレッシャーがありました」と吐露。それでも、「全て山形県でロケをしたので、エキストラで町の皆様が参加してくださって、志田先生を実際に知る方もたくさんいらっしゃいました」といい、「私が白衣を着ているのを見て、涙をためて『すごく似ているね』と言ってくれました。皆さんが知っている志田先生に、ちょっとでも近づこうとしていました」と胸を張った。
そんな平山の演技について、永江監督は「平山さんのイメージが一変するくらい、衝撃を受ける素晴らしい演技をしていただきました。最後は志田先生がのり移っているようでした」と手放しでほめちぎる。現場の様子について、平山は「こんなに力が合わさるのか、というくらいチームワークが良かった」と感慨深げに明かし、「ずっとこの役を演じていたかったです。クランクアップは寂しくて、もっともっと撮りたかった」と山形の地に思いを馳せた。
周子さんが実際に使用したものが美術・小道具としても登場するといい、平山は「ポスターで使われている机は、志田先生が実際に使っていた机です」とニッコリ。さらに、永江監督は舞台となる診療所は「志田先生が本当に働いていた診療所の場所は、今は車庫になっていたんですが、美術さん小道具さんに渾身の力を込めてもらって、(セットの診療所を)建て直したんです」と明かし、客席を驚かせていた。
また、生涯独身を貫いた周子さんにちなみ、MCの清水圭から「自身の結婚は?」と問われた平山は、「結婚はしたいですが、残念ながら31歳になってしまったので、頑張りたいです」と苦笑を浮かべていた。「いしゃ先生」は、11月7日に山形県で先行公開。2016年1月9日から全国順次公開。
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