スピルバーグ×コーエン兄弟×トム・ハンクス「ブリッジ・オブ・スパイ」は16年1月8日公開!
2015年10月8日 18:00

[映画.com ニュース] スティーブン・スピルバーグ監督×イーサン&ジョエル・コーエン脚本×トム・ハンクス主演という豪華な顔ぶれで描く映画「ブリッジ・オブ・スパイ」の公開日が、2016年1月8日に決定した。
米ソによる東西冷戦下で実際に行われたスパイ交換の逸話をもとにしたエンタテインメント大作。本作のプレミア上映が10月4日(現地時間)、米ニューヨークで開催中の第53回ニューヨーク映画祭で実施され、スピルバーグ監督やハンクスらがレッドカーペットイベントに出席した。
スピルバーグ監督は、「冷戦下で大国間の戦争を止める大役を突然任されることになった、ひとりの普通の男を描いています。国境を越え、人間同士がわかり合うという真理の大切さが伝わるとうれしいです」と作品に込めた思いを語った。一方のハンクスは「今を生きる人々が、自分が同じ立場だったらどうするだろうかと問いかけている」と述べ、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」以来となった巨匠との仕事について「楽しいけれど、怖いことでもあるんだ。これが僕の出演する最後のスピルバーグ監督作品にはしたくはないからね」と冗談交じりに語り、本作への自信をのぞかせた。

アカデミー賞を複数受賞しているビッグネームたちが描く、驚きとスリルに満ちた物語に米メディアの評価は高く、「オスカー作品賞と監督賞へのノミネート間違いなし」「オスカー最有力候補」といった評が寄せられ、来年のアカデミー賞に期待が高まる滑り出しとなった。
舞台は、米ソ冷戦下の1950~60年代。保険の分野で実直にキャリアを積み重ねてきた弁護士のジェームズ・ドノバンは、ソ連のスパイの弁護を引き受けたことから、スパイ交換という世界の平和を左右する重大な任務をゆだねられる。よき父、よき市民として平凡な人生を送ってきた男は信念を曲げることなく、米ソの全面戦争を食い止めるために全力を尽くし、最後の交渉の場となるドイツ・ベルリンの「グリーニカー橋」へと向かう。
「ブリッジ・オブ・スパイ」は、16年1月8日から東京・TOHOシネマズスカラ座ほか全国で公開。
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