「起終点駅」佐藤浩市、相手役が本田翼と知り「大丈夫か?と思った」
2015年10月8日 15:50

[映画.com ニュース] 直木賞作家・桜木紫乃氏の小説を佐藤浩市と本田翼の共演で映画化した「起終点駅 ターミナル」の完成会見が10月8日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われた。会見には、佐藤、本田のほか、中村獅童、和田正人、メガホンをとった篠原哲雄監督が出席した。
「起終点駅 ターミナル」は、北海道・釧路を舞台に、愛した女性を死に追いやった悔恨にさいなまれる国選弁護人・鷲田完治(佐藤)が、ある秘密を抱えた女性・椎名敦子(本田)の弁護を担当したことをきっかけに、両者が心を通わせていくさまを描く。
開口一番「こんな地味な映画に集まってくださって恐悦至極でございます」との発言で会場を笑いに包んだ佐藤は、相手役が本田と知った時の心境を「ヤバいなと。大丈夫か? と思った」とバッサリ。「彼女はこれまでの作品で等身大の役が多く、夜のとばりで生きている役をどう体現するのか一抹の不安があった」としながらも、「傷というのは裸にならないと見えないもの。不幸でございというような女の子であるのは違ったなと(気づいた)。彼女自身が吸収して自分の“敦子”にしてくれたのを見て、この子でよかったと思った。皆さん、安心してください」と笑顔で語った。
「(シリアスなシーンの)撮影前にもへらへらしていた」と本田をからかった佐藤だったが、撮影序盤に予定されていたラストシーンの撮影をプロデューサーに頼み込み、最後にずらしてもらったエピソードを告白。後輩への気遣いを見せながらも、「だから彼女の最後の芝居には期待してください」とハードルを上げることも忘れなかった。
佐藤の発言に恐縮しきりだった本田だが、「佐藤さんとの2人芝居は緊張したけれど、同時にチャンスでもあった」と振り返る。クランクイン前の演技レッスンに佐藤が参加してくれたと明かし、「自分のお芝居を固められた」と感謝を述べた。そんな2人を温かく見つめていた篠原監督は、「敦子という役は、物おじしないのがいいところ。本田君の天真爛漫さが、役に非常に合っていた」と語った。
本作では、佐藤自らが手掛けた料理の数々が登場するのも見どころ。「佐藤さんが料理をされることにびっくりしました。しかもおいしいんです」と自慢げに語った本田は、「北海道では唐揚げをザンギと呼ぶんですよね」と佐藤に話を振るも、「北海道民からするとザンギと唐揚げは別物」と切り返され、終始佐藤のペースに振り回されていた。
「起終点駅 ターミナル」は、音尾琢真、泉谷しげる、尾野真千子らが脇を固める。小林武史が、劇中の音楽とMy Little Loverが歌う主題歌を書き下ろした。11月7日から全国公開。
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