坂本龍一、復帰第1作をレコーディング!山田洋次監督作に提供
2015年9月30日 13:50

[映画.com ニュース]吉永小百合が主演する山田洋次監督の最新作「母と暮せば」で音楽を担当する坂本龍一が、東京フィルハーモニー交響楽団と東京オペラシティコンサートホールでレコーディングを行った。昨年7月からガンの治療のため療養中だった坂本にとって、今作が復帰後第1作となる。
坂本に熱烈なオファーをし、レコーディングにも立ち会った山田監督は、演奏前の奏者たちに「この映画の音楽はどうしても坂本龍一さんにお願いしたかった」と強い思いを語り、「長崎、広島の原爆の犠牲者を含めて戦争の犠牲者への鎮魂の思いをこめて、そんな気持ちでどうぞみなさん演奏なさってください」と呼び掛けた。
一方の坂本も「長い一日になると思います。みなさんと一緒にやるのは1年と4か月ぶりです」と復帰を喜び、「山田洋次さんと吉永小百合さんに何かを頼まれて断れる勇気のある人はいないと思います(笑)。もちろん断るつもりはなかったですけど。ご一緒できて光栄です」と意気込んだ。
レコーディングを終えた奏者は、「坂本さんの復帰第1弾のお仕事にご一緒できて、感無量でした。いつもより思いのこもった演奏ができたと思う」と語り、出来栄えに自信をのぞかせている。
「母と暮せば」は、故井上ひさしさんによる広島が舞台の戯曲「父と暮せば」と対になる作品として構想された、長崎を舞台に描いた物語。原爆投下から3年後の1948年8月9日、長崎で助産婦として暮らす伸子(吉永)のもとへ、原爆で死んだはずの息子の浩二(二宮和也)が亡霊となって現れ、2人はかけがえのない時間を過ごす。吉永、二宮と、黒木華、浅野忠信、橋爪功、子役の本田望結ちゃんらが共演する。12月12日から全国で公開。
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