藤田嗣治展が開催 映画「FOUJITA」藤田の絵画が登場する場面写真を入手
2015年9月30日 06:00

[映画.com ニュース]1913年、27歳で単身フランスへ渡りパリの画壇で注目を集め、その後第2次大戦中に帰国し、戦争画を描いた画家・藤田嗣治の全所蔵作品を紹介する展覧会「特集:藤田嗣治、全所蔵作品展示。」が、東京国立近代美術館で開催中だ。このほど、二つの文化と時代を生きた画家の知られざる世界を、小栗康平監督がオリジナル脚本で圧倒的な映像美で描いた日仏合作映画「FOUJITA」で藤田の絵画が登場する場面写真を映画.comが入手した。
展覧会では、所蔵する藤田嗣治の全作品25点と特別出品の1点、計26点が展示され、特に戦争画14点の一挙展示は初ということで話題を集めている。オダギリジョー主演の映画「FOUJITA」では、「血戦ガダルカナル」「アッツ島玉砕」「五人の裸婦」(レプリカ)などが登場する。共演は、中谷美紀、加瀬亮、岸部一徳ら。
藤田は1920年代前半に発表した「ジュイ布のある裸婦」(寝室の裸婦キキ) をはじめ、“乳白色の肌”と称された裸婦像でエコール・ド・パリの寵児となり、社交界の人気者となった。1940年、パリがドイツ軍の手に落ちる寸前に帰国し、「アッツ島玉砕」をはじめとして数多くの“戦争協力画”を描く。戦後、戦争責任を問われて日本を去り、その後、フランスに帰化。カソリックになって洗礼名をレオナール・フジタとする。フジタは戦後、二度と日本に戻っていない。
「特集:藤田嗣治、全所蔵作品展示。」は12月3日まで。映画「FOUJITA」は11月14日から角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で公開。
(C)2015「FOUJITA」製作委員会/ユーロワイド・フィルム・プロダクション
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