アップルCEOがジョブズ映画を批判、アーロン・ソーキンがこれに反論
2015年9月29日 12:05

[映画.com ニュース] 10月9日に全米公開する映画「スティーブ・ジョブズ」(ダニー・ボイル監督)の脚本を手がけたアーロン・ソーキンが、アップルのCEOティム・クックに噛みついたと、ハリウッド・レポーター誌が報じた。
トーク番組「The Late Show With Stephen Colbert」に出演したクックCEOは、最近のスティーブ・ジョブズ映画を「便乗的」だと評した。この発言を聞いたソーキンは、ハリウッド・レポーター誌の取材で「第1に、誰も金儲けのためにこの映画を作っていない。第2に、ティム・クックは評価を下す前に映画を見るべきだ。第3に、中国の工場で子供たちに時給17セントでiPhoneを組み立てさせておいて、他人をご都合主義と呼ぶなど図々しさにもほどがある」と反論した。
ジョブズ氏公認の評伝を基にソーキンが脚色を手がけた「スティーブ・ジョブズ」のほかに、ドキュメンタリー映画「Steve Jobs: The man in the Machine」、アシュトン・カッチャー主演の「スティーブ・ジョブズ」など、ジョブズ氏を題材にした映画がいくつも製作されており、クックCEOはこうした風潮にコメントをしたに過ぎない。
その後ソーキンは言い過ぎたと反省したのか、謝罪し、「ぼくがアップル製品を楽しむように、この映画を楽しんでくれることを期待している」とコメントしている。
なお、ソーキンが脚本を執筆した「スティーブ・ジョブズ」はマイケル・ファスベンダーがジョブズを演じるほか、セス・ローゲンがスティーブ・ウォズニアック、ケイト・ウィンスレットが女性エンジニアのジョアンナ・ホフマン、ジェフ・ダニエルズがジョン・スカリーを演じている。
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