「ツイン・ピークス」丸太おばさん役キャサリン・E・コウルソンさんが死去

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［映画.com ニュース］　カルトシリーズ「ツイン・ピークス」の丸太おばさん役で知られる米女優キャサリン・E・コウルソンさんが9月28日（現地時間）、がんのため71歳で死去した。

コウルソンさんは、デビッド・リンチ監督の短編映画「The Amputee（原題）」（1974）に出演し、同監督の長編デビュー作「イレイザーヘッド」（77）で助監督＆撮影アシスタントを務めた。「ツイン・ピークス」シリーズ（90、91）では常に丸太を抱きかかえた丸太おばさんを演じ、劇場版「ツイン・ピークス　ローラ・パーマー最期の7日間」（92）にも出演。2017年に米Showtimeで放送が予定されている新シーズンにも出演するが予定だったが、撮影に参加していたかはわかっていない。

訃報を受けたリンチ監督は、米バラエティなどに追悼のメッセージを寄せた。「今日、私は大切な友人のひとりキャサリン・コウルソンを失いました。キャサリンは純金のような人でした。いつも友人のそばにいて――すべての人々への愛、家族への愛、仕事への愛で満ちていました。彼女は疲れ知らずの働き者でした。素晴らしいユーモアの持ち主――笑うことも笑わせることも大好きでした。スピリチュアルな人――長年、超越瞑想を実践していました。そして、彼女は丸太おばさんでした」。シェリー・ジョンソン役の女優メッチェン・アミックや、リンチ監督の娘ジェニファー・チェンバース・リンチもSNSで哀悼の意を表している。

コウルソンさんは映画「スター・トレック2 カーンの逆襲」や「ナイト・オン・ザ・プラネット」で撮影アシスタントを担当したほか、「ハロウィーン・夜の罠」「爆走三銃士」（ともに日本劇場未公開）などに出演、地元オレゴン州の劇団オレゴン・シェイクスピア・フェスティバルのメンバーとして数々の舞台に立っていた。「ツイン・ピークス」でピート・マーテル役を演じたジャック・ナンスさん（96年に死去）とは、68年～76年に夫婦関係にあり、再婚相手のマーク・シリンスキーとの間に長女がいる。