玉山鉄二、WOWOWドラマ「誤断」で「マッサン」以後連ドラ単独初主演!
2015年9月27日 17:00
[映画.com ニュース]俳優の玉山鉄二が、WOWOWの連続ドラマW「誤断」に主演することがわかった。玉山にとって、NHK連続テレビ小説「マッサン」以後、連ドラ単独初主演となり、「マッサン」の脚本家・羽原大介と再タッグを組んでいる。
「アナザーフェイス」シリーズや「複合捜査」で知られる作家・堂場瞬一氏の社会派サスペンス小説が原作。薬害事件を抱える大手製薬会社を舞台に、会社の腐敗の事実を隠ぺいすることを命じられた若手社員が、巨大企業の闇に飲み込まれていくさまを描く。
玉山は、社命と良心の狭間で葛藤する若手社員・槙田を演じる。プロデューサーの堤口敬太氏は、玉山について「さまざまな人々の思惑の中で葛藤する主人公の複雑な感情を、丁寧に表現していただける」と評し、「『マッサン』とは真逆の役柄、会社の不正に手を染めてしまうかもしれない現代の平成の会社員役をどう演じてもらえるか楽しみです」と期待している。
長原製薬の広報部員・槙田は、通勤途中の駅で飛び込み自殺に遭遇。数日後、槙田は副社長の安城に呼び出され、その自殺事件に自社の薬品が関係している可能性があると告げられる。安城の特命を受け、警察に探りを入れる槙田だったが、自社の不祥事で犠牲となった人々がいることを知り、会社の利益のため事実を握りつぶすか、被害者遺族への正義を果たすかの岐路に立たされる。
原作者の堂場氏は、ドラマ化にあたり「正直、何というチャレンジかと驚きました」とコメントを寄せる。公害・薬害問題がテーマではあるものの、「描きたかったのは『隠ぺい』です」と語り、「最近、『下手な隠ぺいが発覚してさらに事態が悪化する』事案が目立ちます。そんなことは自明の理のはずなのに、どうして人は真実を隠してしまうのでしょうか。人間は本来、平気で嘘をつける生き物なのか、あるいは会社という組織が人を変えてしまうのか――。組織の裏にある人間の本質を必死で考えた小説です」と込めた思いを明かしている。
連続ドラマW「誤断」は、蓮佛美沙子、大空祐飛、柳葉敏郎、小林薫、泉谷しげる、中村敦夫らが共演する。11月22日からWOWOWで毎週日曜午後10時放送開始。全6話で、第1話は無料放送。
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