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ラッセル・クロウが号泣した脚本とは?「パパが遺した物語」特別映像公開

2015年9月24日 15:45

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物語には、脚本家の実体験が投影
物語には、脚本家の実体験が投影
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[映画.com ニュース]「幸せのちから」(2006)のガブリエレ・ムッチーノ監督がメガホンをとり、ラッセル・クロウアマンダ・セイフライドが親子役を演じた「パパが遺した物語」の特別映像が公開された。本作の脚本をテーマに、ムッチーノ監督やキャストがその魅力を語る内容となっている。

交通事故を起こして妻を亡くし、自身も後遺症に苦しむ小説家のジェイク(クロウ)と、その娘ケイティ(幼少期:カイリー・ロジャーズ)。7歳の娘を守るため必死に闘病する父の姿と、20年後、過去のトラウマから人を愛せなくなってしまったケイティ(セイフライド)を対比させ、両者の絆を描く。

ブラッド・デッシュによって書かれた本作の脚本は、12年には製作前の優秀脚本を選定する「ブラックリスト」で10位に選出された。同賞では、過去に「アルゴ」(12)、「英国王のスピーチ」(10)なども選出されており、数々の名作を生み出している。親子愛を描く感動作を数多く手がけてきたムッチーノ監督は「最高レベルの脚本だと言えるね。強く感情に訴え、観客の共感を誘う物語で、さまざまな人生の機微が描かれている。私自身深く共感を覚えたが、集まったキャストも全員が同じように感じていた」と絶賛。「感動しなければ(仕事を)絶対に引き受けない」のが信条だと語るクロウは、脚本を読んで号泣したといい「親であれば誰しも心が震える父娘の美しい物語だ」と断言。「読み終わると同時に、演じることを考え始めた」とストーリーへのほれ込みようを熱く語る。映像ではそのほか、ロジャーズやケイティと恋に落ちるキャメロン役のアーロン・ポールが、脚本の印象を語っている。

デッシュは、自身に娘が生まれた際、本作のアイデアを思いついたと明かす。「最初に書いた草案では、ジェイクがケイティと一緒にいる時代を舞台に、妻を亡くしたジェイクが精神的な問題に立ち向かっていく物語だった。僕はその物語を気に入っていたけれど、何かが足りない気がしてね。それで1年後、もう1度脚本に向き合い、成長したケイティが、両親を失ったことで抱えざるを得なくなった問題についての物語を追加してみたんだ」と製作過程を振り返った。

パパが遺した物語」は、10月3日から全国公開。

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