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A・デプレシャン監督「あの頃エッフェル塔の下で」青春と初恋が輝く予告編が公開

2015年9月20日 10:00

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フランスの名匠がつづる一生に一度の恋
フランスの名匠がつづる一生に一度の恋
(C)JEAN-CLAUDE LOTHER - WHY NOT PRODUCTIONS

[映画.com ニュース] フランスの名匠アルノー・デプレシャン監督の最新作「あの頃エッフェル塔の下で」の輝かしい青春と初恋の物語をひもとく予告編が、このほど公開された。

そして僕は恋をする」から20年、大人なら誰もが心に秘めている「一生に一度の身をこがすような恋」をテーマに、人生も半ばを過ぎた主人公が恋に生きた青春の日々を追憶し、ある真実に思い至るまでをつづる。「そして僕は恋をする」で主人公のポールを演じ、近年では監督としても才能を発揮している名優マチュー・アマルリックが、外交官で人類学者と設定は異なるものの同じ役名のポールを演じた。

このほど公開された予告編では、長い外国生活を終えてパリに帰国したポール(アマルリック)が奇妙なトラブルに巻き込まれたことから、その原因となった高校時代の冒険、複雑な家庭環境、忘れられない恋の記憶をたどっていくさまをとらえた。遠く離れて暮す恋人に手紙をしたためる毎日と、あっという間に過ぎてしまうふたりきりの時間。身をこがすような恋が、エッフェル塔の見えるアパルトマンやおしゃれなカフェ、学生街カルチェ・ラタンなどパリの風景のなかで輝きを放つ。

若き日のポール役と、その恋人エステル役として、デプレシャン監督は新しい才能を発掘。子どもの頃から舞台に立ち、演劇学校在学中にオーディションを受け役をつかみとったカンタン・ドルメールが、「夜霧の恋人たち」のアントワーヌ(ジャン=ピエール・レオ)の生まれ変わりのような青年を、撮影当時はまだリセ(日本の高校にあたる教育課程)の生徒で演出家を志望していたルー・ロワ=ルコリネが、聡明さと孤独を心のうちに秘めた少女を演じた。ともに映画初出演にして主演を飾る。

あの頃エッフェル塔の下で」は12月から東京・Bunkamuraル・シネマほか全国で順次公開。

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