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仲代達矢、安保法案可決に言及「きな臭い世の中になった」

2015年9月19日 17:15

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安保法案の可決を批判した仲代達矢
安保法案の可決を批判した仲代達矢

[映画.com ニュース] 第2次世界大戦後の世界的な食糧危機を救うきっかけとなった小麦「農林10号(ノーリン・テン)」の育成者、故稲塚権次郎氏の半生を描く映画「NORIN TEN 稲塚権次郎物語」が9月19日、東京・有楽町スバル座で公開。主演の仲代達矢をはじめ、松崎謙二野村真美長村航希稲塚秀孝監督が初日舞台挨拶に出席した。

現在82歳の仲代は、「役者という仕事は農業とはほど遠いが、僕は太平洋戦争を味わった世代。飢餓状態で生きた時期があったからこそ、農業の素晴らしさを感じながら過ごした」と自身の戦争経験を踏まえ、故稲塚権次郎氏の偉業を説明。さらに「本作は風景、そして主人公・権次郎の生き方が美しい。すべてが美しい映画です」とアピールした。

さらに仲代は「きな臭い世の中になったからこそ、こういった美しい映画を見てほしい」と続け、安全保障関連法の可決に対して「与党、野党、すべての政治家の皆さんにこの映画を見てほしい」と厳しい眼差(まなざ)しで訴えた。

また役作りについて問われると、「60年役者をやっているが、実在の人物、特に偉い人を演じるのは難しい」と語り、「監督と相談して偉い人を偉そうに演じないようにした」と明かした。さらに若い頃の権次郎を演じた、仲代主宰の劇団「無名塾」の松崎に対し「弟子の松崎には上手くやってほしいと思っていた。素晴らしい出来だった」と称賛するも「その半面、本当は俺より上手く演じるなよとも思っていた」と明かし、会場を笑わせた。

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