江口洋介、4年ぶり主演WOWOWドラマへの心境吐露「今年の夏は眠れない」
2015年9月16日 15:10

[映画.com ニュース] 2014年の講談社ノンフィクション賞を受賞した清武英利氏の書籍をWOWOWでドラマ化した「しんがり 山一證券 最後の聖戦」の完成披露試写会が9月14日、東京・東銀座の時事通信ホールで行われ、主演の江口洋介をはじめ共演の萩原聖人、勝村政信、矢島健一、若松節朗監督が舞台挨拶に出席した。
四大証券会社の一角だった山一證券の自主廃業から始まった混乱と、その終息に向け奮闘し続けた社員たちを描く本作。「パンドラIII 革命前夜」以来、約4年ぶりにWOWOWドラマに主演した江口は、「非常に熱量のあるドラマ、根性のある男たちの熱いヒューマンドラマになった」と手応えを明かす。そして、「台本を開いたら猛烈な量のセリフがあった。夏の撮影ということもあって、“今年の夏は眠れないぞ”と思った」と撮影前の心境を語った。
また、江口扮する梶井達彦は、役員までもが山一證券という泥船から逃げ出すなか、“しんがり”となって真相究明と顧客への清算業務を続けた業務監理本部の本部長という役どころ。そんな人物の誠意に、「40代で会社が破たんしたら、次の職場を探すのが普通」と驚嘆しきりで、「僕は中間管理職の孤独の厳しさは知らないけれど、彼らの行動は会社愛からくる正義を超えたものだと思った。ひと昔前は、皆で会社という同じバスに乗れば定年まで行けたけれど、今はその時代とは違う方向にある。だからこそ、訴えるものがある」と最敬礼だった。
そんな江口に対し、若松監督は「先週はずっと江口君がヘリコプターにぶら下がって頑張っていましたが、今回は別の作品です。でも戦うのが似合う俳優なんですね」と、江口が主演した映画「天空の蜂」を引き合いに出し会場の笑いを誘う。それでも、「戦う姿勢が似合う俳優陣が集まってくれた」といい、「この連中が頑張ってくれたからこそ、いいものが出来た」と出来栄えに胸を張った。
また、梶井の右腕である瀧本役の萩原は、「実際の“しんがり”メンバーの皆さんが誇りを持って最後まで戦ったように、僕らも最後まで誇りを持って作品を作り上げることが出来た」と自信をのぞかせる。その一方で、自らを「本当の自分はエリートというほどの柄ではない」と評し、「あたかも自分が考えたように演じたけれど、全て監督の演出通りにやりました」と照れ笑いを浮かべた。
WOWOWの連続ドラマW「しんがり 山一證券 最後の聖戦」は、9月20日から同局で毎週日曜午後10時放送開始。全6話で、第1話は無料放送。
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