「エルム街の悪夢」「スクリーム」ウェス・クレイブン監督が死去
2015年8月31日 13:00

[映画.com ニュース] 「エルム街の悪夢(1984)」「スクリーム」シリーズで知られるホラー映画の巨匠ウェス・クレイブン監督が8月30日(現地時間)、米ロサンゼルスの自宅で死去した。米Deadlineによれば、脳腫瘍を患っていたという。享年76歳だった。
クレイブン監督は、1972年に脚本・編集も兼ねた「鮮血の美学」で監督デビュー。鉄の爪をもつ殺人鬼フレディ・クルーガーを世に送り出した「エルム街の悪夢」は、若手の監督たちを起用して続編5本が製作されたほか、クレイブン監督のメガホンで番外編「エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア」も作られた。そして「スクリーム」(96)は、ホラー映画の定石を逆手にとった意表をつくストーリーが話題を呼び、大ヒットを記録。シリーズ全4作でメガホンをとり、2011年の最終章「スクリーム4 ネクスト・ジェネレーション」が最後の監督作となった。
脚本家、プロデューサーとしても活動するほか、ホラー以外のジャンルでも音楽ドラマ「ミュージック・オブ・ハート」を監督し、パリを舞台にしたロマコメ・アンソロジー映画「パリ、ジュテーム」にも参加。99年には初の小説「ファウンテン・ソサエティ」を出版した。邦訳はソニーマガジンズから03年に刊行されている。
晩年も創作意欲は衰えることなく、ケーブル局のテレビドラマ企画に複数携わっていたほか、昨年発表したグラフィックノベル作家スティーブ・ナイルズとの共作ホラーコミック「Coming of Rage」のテレビシリーズ化プロジェクトも進めていたようだ。そのほか、米MTVで6月にスタートした「スクリーム:ザ・テレビ・シリーズ」の制作総指揮、9月10~20日に開催されるトロント国際映画祭に出品される「The Girl in the Photographs(原題)」(ニック・シモン監督)の製作総指揮としてクレジットされている。
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