高良健吾、芥川龍之介に!「密のあわれ」で真木よう子に続き幽霊役
2015年8月31日 06:00

[映画.com ニュース] 俳優の高良健吾が、石井岳龍監督の最新作「蜜のあわれ」に出演し、大正時代を代表する小説家・芥川龍之介に扮していることが明らかになった。
大正期に活躍した詩人・小説家の室生犀星の「蜜のあはれ」を映画化するもの。犀星の理想の“女(ひと)”の結晶といわれ、変幻自在の金魚の姿をもつ少女・赤子と老作家の会話で構成された、超現実主義的小説だ。赤子を二階堂ふみ、老作家を大杉漣、老作家の過去の女・田村ゆり子の怪しげな幽霊を真木よう子が演じている。
高良が息吹を注ぐ芥川は、実際に犀星の近所で暮らし、死の前日にも犀星を訪ねたというほど親交が深かったという。アクタガワ役(劇中の役名)に挑んだ高良は「10代の頃、監督の作品に頭を撃ち抜かれた記憶があります。監督は現場でも、とてもかっこよかった。紳士だった。ロックだった」と心酔した模様。さらに、「僕は芥川龍之介の幽霊の役です。幽霊役も来るようになったかと不思議な喜びも感じました。石井岳龍監督の世界に参加できた喜びを感じています」と撮影を振り返っている。
メガホンをとった石井監督は「アクタガワの役は、最初から彼しか考えられなくて、どうしてもとプロデューサーに無理強いしました」と高良の才能を高く評価。そして、「努力家でじっくり役をつかんでいくタイプですね。久々にキレた方向の役だと思いますが、国民的作家の元祖があの世からよみがえり、鋭くすべてを射抜くような眼力で狂的な熱を発し微笑む姿を、静かに熱演してくれています。圧巻です」と今作での演技についても絶賛している。
「蜜のあわれ」は、2016年に全国で公開。
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