H・ミレン主演の感動の実話「黄金のアデーレ」公開決定＆ポスタービジュアル完成！

（C）THE WEINSTEIN COMPANY / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / ORIGIN PICTURES (WOMAN IN GOLD) LIMITED 2015

［映画.com ニュース］　アカデミー賞女優ヘレン・ミレン主演作「WOMAN IN GOLD（原）」の邦題が「黄金のアデーレ　名画の帰還」に決まり、11月27日から日本公開されることが決定した。合わせて名画「黄金のアデーレ」がプリントされた、豪華なポスタービジュアルが完成した。

「マリリン 7日間の恋」のサイモン・カーティス監督がメガホンをとり、アカデミー賞に4度ノミネートされ、「クィーン」で主演女優を受賞した名優ミレンを主演に、クリムトの名画にまつわる実話を映画化。アメリカで暮らす82歳の女性マリア・アルトマンが、叔母の肖像画であるクリムトの名画「黄金のアデーレ」の返還を求め、オーストラリア政府を提訴。裁判の行方を追うとともに、名画に隠されたアルトマンの悲しい記憶や美しい思い出を描く。キャストはミレンほか、ライアン・レイノルズ、ダニエル・ブリュール、ケイティ・ホームズら豪華な顔ぶれがそろう。

物語の柱となる絵画「黄金のアデーレ」こと「アデーレ・ブロッホ＝バウアーの肖像I」は、19世紀の美術界で一世を風びし、「接吻」などの代表作を残した画家グスタフ・クリムトが1907～08年に描いた作品。金箔・銀箔を多用した豪華な肖像画で、世界で最も高額な絵画トップ10に入る。

お披露目されたポスタービジュアルは、黄金色に輝く「黄金のアデーレ」と、物憂げな表情を浮かべるアルトマンがプリントされ、中央には、「クリムトが描いた、1枚の肖像画。幸せな記憶を封印したウィーンで、私は＜家族＞を取り戻す――」というキャッチコピーが添えられており、1枚の名画に隠された奥深いドラマを予感させる仕上がりとなっている。

「黄金のアデーレ　名画の帰還」は11月27日からTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。