報道専門パパラッチ“ナイトクローラー”、素人カメラマンの台頭で減少中!?
2015年8月28日 13:41
[映画.com ニュース] ジェイク・ギレンホールが12キロもの減量に挑んだ「ナイトクローラー」に登場する報道専門パパラッチ“ナイトクローラー”は、世界各地に実在する職業であり、本作では実際のナイトクローラーたちが製作をバックアップしていることがわかった。
そもそも、“ナイトクローラー”という呼び名は造語で、業界では“ストリンガー”と呼ばれることが多く、フリーの映像ジャーナリストのことを指す。本作では、2013年11月30日(現地時間)に起こった故ポール・ウォーカーさんの自動車事故の映像を撮影したことで有名になり、映画と同じくロサンゼルスを拠点に活動するストリンガー会社「RMG Media」が、テクニカルアドバイザーとコンサルタントとして参加している。その活動は、事件・事故を映したものを中心に、ハリケーンや山火事、土砂崩れといった自然災害や、クマやサメといった動物に関わる映像まで、多岐にわたる。
本作では、ストリンガーの仕事にのめりこみ、刺激的な映像のためにはどんな手段も使う主人公・ルイス(ギレンホール)の姿が描かれるが、撮影前にストリンガーの取材に同行したダン・ギルロイ監督は、「君たちはルイスのようなことをする?」と聞いたと明かす。ストリンガーたちは「いや、そこまではやらないよ、法律は守る」と言いながら、「過去にトラックが止まってしまい、車を寄せてカメラを構えて15分ぐらい待っていたら、3台の車が玉突き事故を起こしたことがあったんだ」と意図的に警察を呼ばず、車の事故を待ち構えていたと受け取られかねない発言をしたという。ギルロイ監督はすぐさま「それって間違っていないか?」と問いただしたが、「僕らが事故を起こしたわけではないし、事故を防ぐのが僕らの仕事ではない」と返されたそうだ。
モラルが取りざたされる職業ながら、報道現場を支えてきたストリンガーたちだが、近年ではカメラ機能を搭載したスマートフォンの発達や、SNSの使用人口の増加により、テレビ局が一般市民の提供映像を積極的に採用し始めたあおりを食らって、その数は減少傾向にあるようだ。
「ナイトクローラー」は、公開中。
PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ショウタイムセブン
【阿部寛がヤバすぎる】異常な主人公 VS イカれた爆弾テロ犯…衝撃のラスト6分、狂気の向こう側へ
提供:アスミック・エース
芸能生活50年で“初”体験!
【無料】映画の面白さが何倍にもなる特別番組…貴重な瞬間を見逃すな!(提供:BS10 スターチャンネル)
「アベンジャーズ」と関係するかもしれない“大事件”
【物語のカギは“日本”!?】このマーベル最新作は観るべきか、否か――?
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか?ショッキングな実話
提供:東和ピクチャーズ
次に観るべき“珠玉の衝撃作”
【余命わずかの親友から奇妙なお願い】「私が死ぬとき隣の部屋にいて」――魂に効く“最高傑作”更新
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【涙腺が危ない】切なすぎる物語…さらに脳がバグる映像美×極限の臨場感にド肝を抜かれる!
提供:ディズニー