「MOZU」スピンオフドラマは香川照之主演「大杉探偵事務所」！2作品が11月放送
2015年8月25日 06:00
［映画.com ニュース］ 西島秀俊主演の「MOZU」シリーズで大きな反響を巻き起こしたWOWOW×TBSが、同シリーズのスピンオフドラマ「MOZUスピンオフ 大杉探偵事務所」で再びタッグを組むことが決定した。香川照之演じる私立探偵・大杉良太を主人公に据え、「砕かれた過去編」と「美しき標的編」の2作品を制作。前者はWOWOWプライム、後者はTBS系列で、それぞれ11月の放送を予定している。
元捜査一課の敏腕刑事で、警察を辞職後に探偵事務所を開設した大杉（香川）と、伊藤淳史演じる交番勤務ながら警視庁一の情報通である鳴宮啓介のコンビが、美女にまつわる難事件に挑む。大杉が警察を辞めた理由に加え、娘のめぐみ（杉咲花）や妻の恵子（堀内敬子）との関係を描くだけでなく、「MOZU」シリーズの主人公・倉木を演じた西島をはじめ、同僚の美希役の真木よう子、津城役の小日向文世らオリジナルキャストも出演する。
シリーズを通してたたき上げの熱血漢を演じてきた香川は、「いわゆるモズ・マニアと呼ばれるコアなファンにとっても、これまでの『MOZU』の世界観を大きく押し広げる規格外の跳躍に満ち満ちた作品に仕上がりました」と自信をのぞかせ、「探偵となった大杉とは、まだまだ長い付き合いになりそうです」とさらなる展開もほのめかした。相棒役の伊藤は「『MOZU』シリーズの時以上に、香川さん演じる大杉さんと一緒に見せ場を作ることができて光栄ですし、楽しみです」とコメントを寄せ、「鳴宮がついに交番の外に出ます！ おまわりさん以外の衣装を着ていますので、楽しみにしてもらえたらと思っています」とアピールした。
2作品とも、「MOZU」シリーズのドラマ版と劇場版の両方でメガホンをとった羽住英一郎監督が演出を手がけ、脚本の仁志光佑、音楽の菅野祐悟ら同シリーズのスタッフが再結集。WOWOWならではの新機軸を打ち出したサスペンスと、地上波の2時間ドラマらしい王道のエンタテインメントとそれぞれに特色を出しながら、新たなキャストも迎えたオリジナルストーリーで「MOZU」シリーズを知らない視聴者も楽しめる2作品を作り上げる。
「砕かれた過去編」（WOWOWプライム放送）では、死んだはずの妹が姿を現したという相談を受けた大杉が、謎の施設を調査。警察時代の相棒・三島彰文役を桐谷健太、依頼者の小池リサ役に早見あかり、大杉と三島が追っていた容疑者・佐藤恒吉役を浦井健治が演じる。「美しき標的編」（TBS系列放送）では、芸能界の闇や女たちの確執の中で見えない敵と戦いながら、大杉は殺害予告を受けた大物女優・白石百合のボディガードを務める。百合役に飯島直子が扮するほか、事務所の社長で依頼人の植田かなえ役で片桐はいり、マネージャーの竹中聡美役で水崎綾女が出演する。
「劇場版 MOZU」は11月7日公開。「MOZUスピンオフ 大杉探偵事務所」はそれぞれ11月上旬に放送予定。
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