A.B.C-Zの戸塚祥太、「日本のいちばん長い日」撮影現場でジャニーズと認識されず?
2015年8月22日 14:10

[映画.com ニュース] 男性アイドルグループ「A.B.C-Z」のメンバーで、映画「日本のいちばん長い日」(公開中)に出演した戸塚祥太が8月21日、同作のメガホンをとった原田眞人とともに、都内劇場で行われたトークイベントに出席した。
1945年8月の太平洋戦争終戦間際に、それぞれの胸に思惑を抱き奔走する者たちの濃密なドラマを描いた本作。昭和天皇(本木雅弘)の聖断を受け、鈴木貫太郎首相(山崎努)、阿南惟幾陸相(役所広司)らが終戦に向け動くなか、陸軍の若手将校の一部は抗戦を訴える。戸塚は、松坂桃李演じる畑中少佐の下でクーデターに参加する藤井陸軍大尉を演じた。
戸塚の登壇が告知されたこの回のチケットは、わずか10分で完売。これには原田監督も上機嫌で、「“とっつー”人気ですね」と笑顔を見せた。軍人役として劇中では坊主頭の戸塚だが、髪を切ることに全く迷いはなかったようで、監督からのオファーを受けて「はい、(坊主頭に)します!という感じでした」と当時の心境を明かした。戸塚は以前も、突然坊主頭にしてファンを驚かせたことがあったが、原田監督に「悪いことでもしたの?」と突っ込まれると「(突然、坊主頭にすることは)ジャニーズ的にはNGなんですけど、やってしまって……若気の至りです」と苦笑いを浮かべ、会場は笑いに包まれた。
戸塚は、原田監督のワークショップへの参加を経て同作への出演が決まっており、原田監督によれば、撮影中も将校役の俳優たちの間で「ジャニーズ(所属タレント)がひとり混じっているらしい」というウワサだけが流れ、戸塚がその本人であるとは認識されていなかったという。戸塚は「とぼけていたわけじゃないけど、自分から『俺、ジャニーズだぜ』って言わないでしょ(笑)」と釈明。分かってもらえなかったことについて「自分の未熟さを痛感した(苦笑)」と語ったが、それだけ役になりきっていた結果とも言え、原田監督は「勘がいいし、積極的で目が輝いていた」と称賛した。
戸塚は「撮影当日に監督からぽんぽんとアイデアが出てくるなかで、全生命力をかけて現場に行っていたし、毎回、真っ白に燃え尽きそうなくらい緊張した」と撮影の日々を述懐。終盤の表情だけで感情を伝えるシーンについて触れ、「カットが掛かって監督が『藤井、いまの良かったよ』とポロっと言ってくださり、無事に終われそうだと思った」と嬉しそうにエピソードを明かした。そして、「戦争は絶対にダメだと思いました。僕は(今後)8月15日にこの映画を見ると決めています」と、改めて平和への思いを口にした。
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