T・ハンクスが米ソ“スパイ交換”に挑む「ブリッジ・オブ・スパイ」予告&ポスター公開
2015年8月19日 12:40
[映画.com ニュース]トム・ハンクス主演、スティーブン・スピルバーグ監督、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟脚本で描くスパイ救出劇「ブリッジ・オブ・スパイ」の予告編が公開され、あわせて、鋭い眼光のハンクスが印象的なポスター画像がお披露目された。
映画は、米ソによる東西冷戦下の1960年に起きた「U-2撃墜事件」で、実際に行われたスパイ交換を題材にしたサスペンスドラマ。ハンクスは、世界の平和を左右する重大な任務を任される弁護士ジェームズ・B・ドノバンを熱演している。米偵察機U-2がソ連によって撃墜され、身柄を拘束されたパイロットを救うため、極秘指令を受けたジェームズ。家族までも危険にさらしながら、巨大政府を相手に不可能に近いミッションに挑んでいく。
日本版予告では、突如として沸いて出た危険な任務を警戒し、断ろうとするジェームズが映し出される。しかし弁護士としての信念からソ連のスパイの弁護を引き受け、やがて米ソ間の全面核戦争を回避するため尽力する。家に銃弾が撃ち込まれるなど、家族にも命の危機が迫り、ソ連での危険な交渉に至るまでの緊張感が伝わる仕上がりとなっている。
「ブリッジ・オブ・スパイ」は、スピルバーグ監督とハンクスが、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(2002)以来13年ぶりに再タッグを組む。「ノーカントリー」(07)で作品賞・監督賞・脚色賞を受けたコーエン兄弟のほか、マット・チャーマンが脚本を担当し、15年度アカデミー賞有力候補として注目を集めている。16年1月から全国で公開。