「日本のいちばん長い日」本木雅弘演じる昭和天皇、玉音放送ノーカット公開
2015年8月17日 22:10

[映画.com ニュース] 太平洋戦争終結の舞台裏を描く「日本のいちばん長い日」で、本木雅弘演じる昭和天皇がラジオを通じて国民に終戦を伝える「玉音放送」のノーカット版音声が公開された。長きに渡り戦争終結のため奔走していた男たちの努力が結実した瞬間ともいえ、映画の最重要シーンで使用されるものだが、その全文を聞くことができる。
8月1日には、宮内庁が放送の際に実際に使用された原版レコードを音声と共に公開したが、収録では史実に基づき、2度録音を行ったという。5月20日に都内で行われた本作の完成報告会見の場で「映画の中で実際に使用された部分は少ないのですが、原田監督に『玉音放送も全部きちんと読めるようにしておいてほしい』と言われましたので、懸命に練習しました」と語った本木は、約5分にわたって一語一語を丁寧に読み上げ、気品あふれる演技を披露している。「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び、以て万世のために太平を開かんと欲す」と、“将来のために平和を選ぶ”と語りかけるなかに、昭和天皇の強い思いがうかがえる。
原田眞人監督がメガホンをとった「日本のいちばん長い日」は、昭和史研究の第一人者・半藤一利氏のノンフィクション小説を映画化。終戦間際の1945年を舞台に、太平洋戦争を終わらせようとする昭和天皇、鈴木貫太郎首相(山崎努)、阿南惟幾陸相(役所広司)ら当時の要人の努力を描きつつ、本土決戦を望み、玉音放送を中止させようとする畑中健二(松坂桃李)らの姿も追う。
「日本のいちばん長い日」は、公開中。
(C)2015「日本のいちばん長い日」製作委員会
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