「あの花」の“あのキャラ”と学ぶ!「心が叫びたがってるんだ。」劇場マナーCM公開
2015年8月11日 08:00
[映画.com ニュース] 大ヒットアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の監督・長井龍雪、脚本・岡田麿里、キャラクターデザインと総作画監督・田中将賀が再びチームを組んだ青春群像劇「心が叫びたがってるんだ。」の劇場マナーCMが、このほど完成した。「あの花」のヒロイン“めんま”こと本間芽衣子(茅野愛衣)のナレーションで、青春映画の楽しみ方と注意事項を指南する内容となっている。
映画は、「あの花」と同じく埼玉県・秩父を舞台に、それぞれに悩みを抱える高校生4人の人間模様を描く。子ども時代の失言がきっかけで家族をバラバラにしてしまい、トラウマを抱えた少女・成瀬順。突然目の前に現れた“玉子の妖精”に「しゃべること」を封印された順は、その後目立たないように生きてきたが、ある日「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命されたことを発端にミュージカルの主役に抜てきされてしまう。
マナーCMでは、4つの項目に分けて「青春映画のススメ」を紹介。1つ目の「高なる思いを胸に、いざ、映画館へ!!」では、しゃべることを封印される以前の快活な順が、ランドセルを落とさんばかりに一心不乱に走る様子が映し出される。2つ目の「好きなひとを誘って映画を見ましょう!!」では、順が実行委員に選ばれた拓実を教室の外から頬を染めながら見守るシーンと、打って変わって強引に拓実の腕をつかんで引っ張っていく対照的な姿が描かれ、「力づくはダメですよ」とめんまのナレーションが入るという、両者の関係が気になる仕上がりになっている。
3つ目では、幼い順と母親が登場。おしゃべりをやめない順の口に玉子焼きが突っ込まれ、「上映中はお静かに!!」という文字が浮かぶ温かなやり取りをとらえたものから一転、順が玉子の妖精によって言葉を封印されるシリアスなシーンへと展開。「静かしないと、玉子の妖精にお口をチャックされちゃいます」と、めんまが怒ったような口調で告げる。最後の4つ目では、「泣きたいときは泣きましょう」という文字と共に、涙をはらはらとこぼす順のクラスメート・菜月ほか、登場人物たちが深刻な表情を浮かべるカットが挿入され、それぞれのドラマへの期待が膨らむ。
「心が叫びたがってるんだ。」は、水瀬いのり、内山昂輝、雨宮天、細谷佳正が声優を務めるほか、吉田羊が順の母親役でアニメ声優に初挑戦する。9月19日から全国公開。
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