STUDIO4℃のフル3Dアニメ「Red Ash」、日本でもファンディング始動!
2015年8月5日 07:00

[映画.com ニュース] 常に挑戦的な企画に取り組み、ハイクオリティでエッジの効いた映像作品を作り出してきたクリエイティブ集団STUDIO4℃がオールスタッフで手がける本格フル3Dアニメーション「Red Ash THE ANIMATION Magicicada」の製作に合わせて、海外ユーザー向けにKICKSTARTERで制作資金を一般から募っていたが、8月4日(日本時間)早朝に30日間にわたるファンドレイジングを成功させた。
作品は、全世界での劇場公開を目指して製作する宝探しアニメ。クラウドファンディングでの支援金額に応じて、主人公たちの冒険ステージが増え、アニメの尺が延び、一つ一つの世界はSTUDIO4℃と関わりのあるクリエイターたち独自の視点で描かれるという、これまでにないプロジェクト。最初のゴール目標(ファーストステージ製作費)である15万ドルを達成し、最終的には合計16万2882ドル(約2019万円)、1869人からの支援を受けて終了。始まりのエピソード12分以上とスペシャルエンディング約6分を加えて計18分の製作が決定した。
STUDIO4℃はKICKSTARTERでの成功を受け、国内向けクラウドファンディング・プラットフォーム「MotionGallery」、海外向けにはSTUDIO4℃が運営する「STUDIO4℃FUN&」を利用し、さらなるファンドレイジングを8月4日午後7時からスタートした。
また、アニメと同時に立ち上げとなった、ゲームなどの開発会社「comcept」によるゲームプロジェクト「RED ASH 機鎧城カルカノンの魔女編」は、KICKSTARTER期間中にパートナーからの出資が決まり、開発の決定が発表された。同じキャラクター原案とストーリーをベースに、それぞれのクリエイターが自由な発想で作品をつくるというこれまでにない試みとして、アニメとゲームのプロジェクトが同時にスタートした。
今後は、各冒険のステージごとに設けられたストレッチゴール金額を達成していくことを目指し、達成ごとに新たなステージを製作することが決定する。アニメの製作には周到な準備と開発を要するが、ひとつひとつを積み重ねて作ることで、各ステージの面白さ•充実度を上げていく。そして、各ステージには才能あるクリエイターたちが参加、それぞれがステージ独自の世界観設定、ステージ限定キャラクター、メカデザイン、武器や小道具設定など、あらゆるデザイン、音楽などを作り上げていく。
作品全体の監督を手がけるのは、本作がデビュー作となるSTUDIO4℃の若手CGIクリエイター・佐野雄太。佐野監督は、「3Dアニメの強味である滑らかな動きと、日本のアニメの特徴であるメリハリの効いた動きの融合を目指します。また、日本のアニメで多く使われているキャラクターのデフォメーションや、動作の途中でパースが変化する表現など、3Dが苦手としている表現にも積極的に挑戦し、STUDIO4℃、総力をあげて新しいジャパニーズ・アニメを製作します」と意気込みを語っている。最終ゴールである約3億円に到達すれば劇場映画として製作される。
MotionGalleryでの目標金額は1500万円で、一緒に作り上げていく支援者には各種特典が用意されている。新しいアニメ製作、クラウドファンディングの可能性を押し広げる画期的なプロジェクトとなりそうだ。
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