終戦70周年記念「戦場のピアニスト」初のデジタルリマスター版で1週間限定上映

2015年8月5日 08:30


ロマン・ポランスキー監督の名作が デジタルリマスター化
ロマン・ポランスキー監督の名作が デジタルリマスター化

[映画.com ニュース]第2次世界大戦でナチスの犠牲となった人々の悲劇を描き、第55回カンヌ映画祭で最高賞パルムドール、第75回アカデミー賞では監督賞など主要3部門受賞したロマン・ポランスキー監督の名作「戦場のピアニスト」が、終戦70周年を記念して、DCPデジタルリマスター化され、8月28日から1週間限定で初めてデジタル上映することが決定。あわせてリニューアルしたポスタービジュアルが公開された。

幼い頃をクラクフのゲットーで過ごし、母を収容所で亡くした経験を持つポランスキー監督が、ナチスドイツ侵攻下のポーランドで生きた実在のユダヤ人ピアニストの自伝をエイドリアン・ブロディ主演で映画化。劇場初公開時は、35ミリプリントのみでの上映だった。

1939年、ナチスドイツがポーランドに侵攻したとき、ウワディスワフ・シュピルマンはワルシャワの放送局で演奏するピアニストだった。ワルシャワ陥落後、ユダヤ人はゲットーに移住させられ、飢えや無差別殺人に脅える日々を強いられる。やがて何十万ものユダヤ人が強制収容所へ移されるなか、シュピルマンは奇跡的に死を免れ、ワルシャワ蜂起を目撃する。必死に身を隠し、ただ生き延びることだけを考えるシュピルマン。だがある晩、遂に一人のドイツ人将校に見つかってしまう。

戦場のピアニスト」デジタルリマスター版は8月28日、TOHOシネマズシャンテでモーニングショー(限定1週間)上映、そのほか全国で順次公開。

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戦火を生き抜いた天才ピアニストの真実の物語。実在したポーランド人ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの自伝を、ロマン・ポランスキー監督が自らの体験を重ねて映像化。

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