【青森の覚醒】スター・ウォーズで盛り上がる「青森ねぶた祭り」前夜祭に潜入!
2015年8月5日 19:00
[映画.com ニュース] 毎年300万人以上の観光客が来場し、日本の重要無形民俗文化財として知られる「青森ねぶた祭り」が、8月2日から開幕しました。1日には前夜祭が行われ、映画「スター・ウォーズ」がモチーフの“ねぶた”が初披露! 映画.comも、約3万人の観客が詰めかけたこのイベントに行ってきました!
会場となったのは、青森駅近くの「青い海公園」。三角形の建物が堂々たる存在感を放つ、観光物産館「アスパム」が目印です。広場にはレッドカーペットが敷かれ、取材に訪れたマスコミはスチールカメラ30台、ムービーカメラ25台、人数にして100人以上。リハーサル中にも観客が続々と結集し、最終的には青森市の人口(約30万人)の10%に相当する、約3万人が来場しました。
広場のそこかしこに、ユニクロから発売されている「スター・ウォーズ」Tシャツを着ているファンや、C-3POやストームトルーパーのコスプレをしている人の姿が。印象的だったのは、肩車をしながらダース・ベイダーのお面をかぶっていた親子。テレビ局のインタビューを受けまくっていました。
マスコミ、地元の観客ともに大挙参集し、盛り上がりをみせた前夜祭。「ねぶた祭り」だけでなく、「スター・ウォーズ」は2月に北海道・札幌の「第66回さっぽろ雪まつり」に参加し、6月に青森・田舎館村に田んぼアートを作り出しています。「作品を軸にした地域活性」という視点のローカルプロモーションは、今後のトレンドになるかもしれません。
「スター・ウォーズねぶた」は、4台が制作されました。C-3POとR2-D2の「ドロイドねぶた」、ルーク・スカイウォーカーやヨーダの「ジェダイねぶた」、ダース・ベイダーらの「シスねぶた」、そして最新作「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のヒロインであるレイ、新悪役カイロ・レン、BB-8が描かれた「フォースの覚醒ねぶた」。
イベント内容は、4台のねぶたが火入れされ、1台ずつレッドカーペットを闊歩するというもの。「ドロイドねぶた」が登場した際にはR2-D2が駆けつけ、ねぶたに鎮座するC-3POに対し、“機械語”で説教するお茶目なひと幕を演出しました。
さらに、まがまがしいオーラを放つ「シスねぶた」とともに、ダース・ベイダー&ストームトルーパー軍団が見参。噴出するスモークを突き破って姿を現したベイダー卿は、「コー、ホー」という呼吸音をとどろかせながらライトセーバーを振るい、観客からの喝さいを浴びました。
このねぶたですが、それぞれの大きさは高さ約3メートル、横幅約4.5メートルと、大型ねぶたと比較すると小ぶりな印象。それでも、火入れされた4台が横一線に並んださまは、圧巻の一言! 和のタッチで再現された「スター・ウォーズ」キャラが明々と暗闇を照らすと、報道陣は取材も忘れ感嘆の声を漏らしていました。
「青森ねぶた祭り」は8月7日まで開催。残念ながら、スター・ウォーズねぶたはパレードには参加しませんでしたが、開催期間中は「ワ・ラッセ」に展示されています。「スター・ウォーズ フォースの覚醒」は、12月18日から公開。
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