細田守監督、アニメ制作の醍醐味語る「原画を見た瞬間に、『うわ、すげえ!』と思う」
2015年7月29日 13:50
映画は、渋谷の街とバケモノたちの住む「渋天街」を舞台に、バケモノ・熊徹と九太の師弟関係を通じ、新たな形の親子の絆を描く冒険活劇。細田監督は、渋谷の魅力を「迷宮みたいな、自分の行きたいところではないところにつながっちゃうんじゃないか、という面白さが渋谷にあると思った時から、魅力的に思えるようになりました。そこから、渋天街につながるという着想がありました」といい、実際の街並みを忠実に描いただけに「映画を見終わった後にスクランブル交差点に行くと、映画村に来たように街並みが見えるといいなと思って作りました」と込めた思いを明かした。
さらに、キャスト陣からは「今だから細田監督に聞いてみたいこと」が寄せられた。宮崎から「たくさんある制作工程の中で、何が一番大変で、何が一番面白い?」と問われると、細田監督は「すごく才能のあるスタッフやキャストに恵まれました。他のたくさんの人と一緒にやっていくと、ひとりで考えたことがちっぽけなくらい作品が広がっていって、その広がっていくのを見るというのがものすごくワクワクする瞬間です」と回答。そして、「原画を見た瞬間に、『うわ、すげえ!』と思うんです。自分が設計図を描いたのに、素晴らしいアニメーターにかかると、考えた自分が圧倒されるくらいすごい絵になっている。アフレコでも、あおいさんの第一声を聞いた時に、『あ、九太だ、本当にいる』という気持ちになるという感動が、すごく映画の中に詰まっている。それが面白いところだと思います」とアニメ制作の醍醐味を語った。
また3人は、渋谷ヒカリエで開催中の「バケモノの子展」に来場したそうで、宮崎は「映画を見てからまたあれを見ると、違った見方もできると思います。ひとつのシーンを作るのに、いろんな人が動かした手の跡とか、人間を感じられる場所でした」とニッコリ。一方の染谷は「このTシャツも会場で売っていたものなんですけど、間違えてレディースを買っちゃったので、そこだけ気を付けてください」と注意喚起し、場内を沸かせていた。
今作は、7月28日時点で累計動員210万人、興行収入27億円を突破。3人は観客とともに大ヒットを祝福した。
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