「ザ・ビーチ・ボーイズ」B・ウィルソン本人が登場「ラブ&マーシー」特別映像公開
2015年7月22日 10:00

[映画.com ニュース] 米ロックバンド「ザ・ビーチ・ボーイズ」の元リーダー、ブライアン・ウィルソンの半生を描く「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」で、キャストとスタッフがウィルソンの魅力を語る特別映像が公開された。
創作意欲にあふれる1960年代のウィルソンをポール・ダノ、精神的問題を抱えた80年代をジョン・キューザックが演じている今作。映像内でキューザックは、「彼のやることは普通とは違う。卓越したやり方で文化を作った」とウィルソンに敬意を表す。一方、撮影見学に訪れたウィルソン本人と対面したダノは、緊張の面持ちで「(彼は)強い精神力の持ち主だ。その一部でも伝われば映画は成功だ」と最敬礼で語っている。
また、「それでも夜は明ける」のプロデューサーで、今作で監督デビューとなるビル・ポーラッドは、「ザ・ビーチ・ボーイズや彼を知らない人はサーフミュージックにすぎないと思いがちだ。でも、彼には複雑なハーモニーを聴き取る能力があった」と、ウィルソンの類まれな才能を明かしている。そのことを表すように、ウィルソンがスタジオミュージシャン達に難解な要求をし、困惑させる様子も収められている。
さらに、同じ役を演じているにも関わらず、一切役作りについて話し合わなかったというキューザックとダノ。2人は、あえて60年代と80年代のウィルソンは異なる人物であると意識し、それぞれが役を作り上げたという。しかし映像内では、同じビジョンを持ち、酷似した表情を見せる2人の様子が確認でき、いかにウィルソンが象徴的な人物であるかがうかがえる。
60年代の米カリフォルニアで、人気の絶頂にあったザ・ビーチ・ボーイズ。しかし、常に新たな音楽を求めるウィルソンは、新作へのプレッシャーからアルコールとドラッグに依存するようになる。それから20年程が経ち、美しく聡明な女性メリンダと出会ったウィルソンは、再び希望の光を取り戻していく。
「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」は、8月1日から角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。
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