有村昆、個性派ホラー「ゾンビーバー」を絶賛!「パニックアニマルものの宝石箱」
2015年6月29日 22:10
[映画.com ニュース] 「ハングオーバー!」シリーズの製作陣が手掛けるホラー映画「ゾンビーバー」の先行上映会が6月29日、東京・新宿武蔵野館で行われ、製作総指揮を務めたセオドール・ミラー、映画コメンテーターの有村昆、ビーバーガールズとして同作をPRするグラビアアイドルの葉月ゆめ、志崎ひなた、桜野みおが舞台挨拶に出席した。
映画は、放蕩(ほうとう)な生活をおくる若者たちが、汚染廃棄物によってゾンビ化したビーバーに襲われる様を描く。ミラーとプライベートでも親交があるという有村は、「(ホラー映画の)『あるある』のオンパレードという意味では教科書的な作り。“死亡フラグ”を予想しながら見ることができる。久しぶりに総まとめというか、おいしい映画だなと思いました。パニックアニマルものの宝石箱!」と絶賛した。
タレントのアンミカを妻に持つミラーは、今作のメガホンをとったジョーダン・ルービン監督とはいとこの間柄で、「フォックスキャッチャー」のベネット・ミラー監督を兄に持つクリエイター一家出身。ルービン監督との会話を、「彼は『これがアカデミー最有力候補』と言っている。この映画の大事さをバカにしないでと散々言われました」と明かし、「彼はコメディアンで、アメリカンジョークも入っているから、そこも見どころのひとつではないかと思います」と映画をアピールした。
またこの日は、実際に撮影で使用されたゾンビーバーのマペットが初お披露目された。ミラーは、「あえてリアルで作ってCGを最低限にしたのは、予算のためじゃないんです。これは監督のこだわりで、『テッド』の人形も作っている会社で作りました。世の中に6、7匹くらいしか残っていない、絶滅寸前の貴重なものなんです」と、時代に逆行する手作り感満載の今作に胸を張っていた。
「ゾンビーバー」は、7月11日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。