原恵一監督「百日紅」アヌシー国際アニメーション映画祭審査員賞を受賞!
2015年6月24日 18:40

[映画.com ニュース]江戸風俗研究家で文筆家や漫画家としても活躍した杉浦日向子の代表作を、原恵一監督がアニメーション映画化した「百日紅 Miss HOKUSAI」が、フランスで開催された第39回アヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門審査員賞を受賞した。
同映画祭は、仏カンヌ映画祭のアニメーション部門を独立させた、世界最大のアニメ映画祭。長編コンペティション部門には8作品が出品されていたが、「強い意志をもった女性と、芸術と創造の力を描いた素晴らしい作品」という理由から審査員全員一致で同作が受賞したという。
映画は、江戸時代に活躍した浮世絵師・葛飾北斎の娘・お栄が、家族や仲間たちとともに自由闊達(かったつ)に生きた姿を、江戸の町の四季を通して描き、女優の杏、松重豊、濱田岳らが声優を務めた。
長編部門審査員特別賞と観客賞受賞を受賞した「カラフル」(2010)以来、4年ぶりの参加&受賞となった原監督。今回の受賞を受け、「すべてのスタッフ、キャストに感謝します。この会場のどこかで杉浦日向子さんも見て下さっていたと思います。僕たちはやりました! 本当にありがとうございました」と感謝を述べた。
また今作は、フランス、イギリス、ドイツ、スペイン、香港など世界12の国と地域での公開が決定。7月14日からカナダ・モントリオールで開催される第19回ファンタジア国際映画祭に、アニメーション作品としては異例のオープニング作品として正式招待されている。
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