キング「ダーク・タワー」映画版に「ロイヤル・アフェア」ニコライ・アーセル監督
2015年6月8日 19:50
[映画.com ニュース] スティーブン・キングの長編小説「ダーク・タワー」映画化プロジェクトの監督として、第85回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたデンマーク映画「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」のニコライ・アーセル監督が交渉に入ると米Deadlineが報じた。
「ダーク・タワー」を映画とテレビシリーズにより完全映像化しようという本プロジェクトは、数年前に企画が立ち上がったものの、当初から関与していた米ユニバーサル・ピクチャーズと米ワーナー・ブラザースが相次いで見送るなど、製作が難航。しかし、今年4月に米ソニー・ピクチャーズと米メディア・ライツ・キャピタルが共同製作に乗り出すとして再始動させている。
アーセル監督はキングの大ファンで、「ダーク・タワー」も熟読しており、脚本のリライトを手がける予定だという。ソニーは、スウェーデン版「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」の共同脚本家でもあるアーセル監督なら適任だと考えているようだ。
「ダーク・タワー」は、何もかもが奇妙に歪んで荒廃した中間世界を舞台に、主人公の“最後のガンスリンガー”ローランドと仲間たちが暗黒の塔を探し求めて旅をするという全7部構成の壮大なダークファンタジー。主人公のローランド役にはこれまで、ハビエル・バルデムやラッセル・クロウの名が挙がっている。