ドルビーアトモスシネマとホームに対応した初めてのスタジオ誕生
2015年6月2日 07:00

[映画.com ニュース] ドルビージャパンとグロービジョンは、グロービジョンが運営する録音スタジオにドルビーアトモスが導入されたことを発表。その内覧会が6月1日、東京のグロービジョン九段スタジオ(千代田区九段北2-3-2)で行われ、最新設備がお披露目された。
ドルビーアトモスは、頭上を含めどの位置にでも特定の音を定位または移動させ、魅力的な多次元サウンドを提供するもの。九段スタジオは国内5カ所目の導入施設であり、スタジオとして初めてひとつの施設でドルビーアトモスシネマとドルビーアトモスホームのミックス、マスタリングとローカルレンダリングに対応する。
ドルビージャパンの大沢幸弘社長は「昨今、急速に高まっているドルビーアトモス採用コンテンツへの需要に応える環境がまたひとつ整ったことは、日本の市場に大きな影響を与えることとなるでしょう」とコメントを発表。グロービジョンの岡田信之社長は「新スタジオ建設にあたり、初期段階からドルビージャパン社と打ち合わせを重ね、ドルビーアトモスのシネマ用ダビングステージとホーム用MAルームを導入しました。次世代音響システムと呼ばれるドルビーアトモスの普及とコンテンツの拡大にこれからも一層寄与し、時代に応じたスタジオにしていきたい」と語った。
放送業務用ディスクビデオシステムであるXDCAMを増設したリニア編集室、4K編集の準備まで対応したノンリニア編集室の説明に続き、ドルビーアトモスのシネマ用ダビングステージとホーム用MAルームでは、大迫力音響によるデモ映像(プロジェクターはSONY SRX-R515Pなど)が上映され、ドルビーアトモスの今後の更なる可能性を感じさせた。
また、DCP(デジタルシネマパッケージ)制作では2K映像と4k映像にも対応した編集機Clipsterを使用。アフレコルームでは、コントロールルームからブースへの眺めは大きなガラスが用意され、制作者と演者とのコンタクトが取りやすい、ゆったりとした環境となっており、作品規模に応じた小ぶりなアフレコルームとともに「静」と「動」のイメージとなっている。
今後のアニメ作品の増加に加え、映画はもちろんドルビーアトモス対応で制作された海外ドラマの吹き替えの需要増も見込んでおり、進化するデジタル時代に対応した国内の重要拠点のひとつになりそうだ。
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