異例のDL数！自称“音痴”ジェニファー・ローレンスが歌う「ハンガー・ゲーム」歌唱シーン

本作はスーザン・コリンズのベストセラー小説を映画化した「ハンガー・ゲーム」シリーズの3作目で、完結編「ハンガー・ゲーム FINAL」2部作の前編。貧困層の住人が特殊な競技場で殺し合う「ハンガー・ゲーム」から2度生還したものの故郷を破壊されたカットニス（ジェニファー・ローレンス）は、コイン首相（ジュリアン・ムーア）率いる反乱軍と協力して独裁国家パネムに立ち向かうことを決意し、革命のシンボルとなっていく。

公開された本編歌唱映像では、仲間たちとともに湖のほとりに座っているカットニスが、「おいでお前　この木の所へ　3人殺した男が首を吊るされた　少しも奇妙なことじゃない」と「The Hanging Tree」を歌唱する姿が映し出される。最初は笑顔で聞いていた仲間たちが、深みをもって静かに暴力の怖さを訴える歌詞の内容に気付き、シリアスな表情に変わっていく様子が印象的だ。同曲はシングルカットされていないにも関わらず、全米iTunesで初週15万ダウンロードという異例の大ヒットを記録。イギリスやオーストラリアなど75カ国でもチャートを席巻した。

しかし、ローレンスはメイキング映像で「歌うのは本当に苦手だから、とにかくやりたくなくて撮影が始まる直前には泣き出してしまった」と打ち明けている。脚本3ページほどのシーンにもかかわらず、撮影は1日がかりだったという。それに対し、レディガガやビヨンセらのミュージックビデオを手掛けてきたフランシス・ローレンス監督は「ジェニファーは自分の歌のうまさを分かっていない。とても味のある声をしているし、心に響く歌だ」と絶賛。「情感がこもっているし、音色も素晴らしい。とてもいいシーンになったと思う」と太鼓判を押す。

さらにエルデン・ヘンソンやエバン・ロスら共演者たちも、「彼女の歌は最高だ」（ヘンソン）、「本人は不安がっていたけど、本当にうまいから驚いたよ」（ロス）と口をそろえてローレンスの歌声をたたえている。

「ハンガー・ゲーム FINAL：レジスタンス」は6月5日公開。