RAD野田洋次郎、英語で会見に応じる 今後の俳優活動は「may be yes, may be no」
2015年5月28日 12:15
[映画.com ニュース]ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎が映画初主演を果たした「トイレのピエタ」が5月27日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で特別上映され、野田をはじめ共演の杉咲花、松永大司監督が出席。外国人記者からの質疑に応じた。
“漫画の神様”手塚治虫が、死の直前までつづっていた病床日記に着想を得たオリジナルストーリー。ガンにより余命3カ月と宣告された青年・宏が、偶然知り合った奔放な女子高生・真衣との交流を経て、人生最後の夏を生き抜く姿を描いた。
会見中、野田は流ちょうな英語で受け答えし、「『ピエタ』の世界を、世界中の方々に広めて頂けたらなと思います」と挨拶。「今後の俳優活動は?」と問われると、「今回は、自分の中では大きなハプニングでした。ですが後悔はしていません。非常に大きな経験をさせていただき、正しい決断だったと感覚的にわかっていました」と話し、「こういったピンとくる企画があればと思いますが、今は具体的なオファーがないので、may be yes, may be no(やるかもしれないし、やらないかもしれない)」と明かしていた。
真衣をみずみずしく好演した杉咲は、役作りの苦労を吐露。それでも、「監督が『真衣をつかんだね』と言ってくださって、そこから何と言われてもついていける自信がありました。洋次郎さんとは、真衣と宏の関係でいられましたし、終わってからも麻衣がずっと自分の中にいて、1カ月くらい引きずっていました」といい、野田と松永監督に全幅の信頼を寄せていた。一方で、MCから役どころとは異なるシャイな素顔を指摘され、照れ笑いを浮かべるひと幕もあった。
また、ドキュメンタリー作「ピュ~ぴる」で高い評価を得ていた松永監督は、「これから1本でも多く映画を作っていきたいですが、3、4年に1本、本当に作りたいと思うものを、時間をかけて作っていきたい」と真摯に語る。さらに「宏が作品の中で歌っている鼻歌は?」と質問されると、「あれは『威風堂々』です。この映画は、自分の生きてきたいろいろなものを投影した作品。つらいときや何かに打ち勝ちたい時に、自分の中で威風堂々が流れていました。宏は、日常のなかとガンを宣告された後の2回、歌いますが、同じ歌なのに彼の表情は全く違う。歌ではあらがうことができない人生に涙するというものを撮りたいと思いました」と込めた思いを打ち明けた。
またこの日、同作が6月26日から開催される第17回台北映画祭に出品されることが発表された。「トイレのピエタ」は、6月6日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。
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