菊池亜希子が明かす理想の結婚観「足並みそろえていい平行線を描く」
2015年5月27日 13:45

[映画.com ニュース] モデルで女優の菊池亜希子が5月26日、東京・代官山蔦屋書店で行われた映画「グッド・ストライプス」のトークイベントに、俳優の中島歩、岨手由貴子監督とともに出席。妊娠をきっかけに結婚に踏み出す主人公を演じた菊池は「昔は幻想を抱いていたけれど、大変なことがわかった年齢なので、ともにひとつになろうということではなくて、チームを組みふたりで足並みそろえていい平行線を描いていくのが理想。私の今の年代にとってのリアルかな」と結婚観を明かした。
映画は、別れを考えながらも結婚することになったマンネリカップルを通して、若手女性監督・岨手が「よくある結婚映画とは一味違って、ライフスタイルがキーワード」と現代的な男女の結婚事情を描く。初主演を務めた中島は、「クランクインまでに、なんとかリハーサルを通して、僕自身がどう望めばいいのかを探っていく作業の時間になりました」と苦労も多かったという。そして「大恋愛をしてそれが交わっていく瞬間が結婚だと思っていたんですが、平行線が近づいていってお互いを認め合うことなのかなとこの映画で思った」と振り返った。
さらに映画にちなみ、3人はライフスタイルへのこだわりを語った。独特の世界観で支持を集めてきた菊池は、「年を重ねて洋服と言っていることが恥ずかしくなることもあるけれど、ちょっとしたことで日常を頑張れる自分がいる。洋服の気持ちをあげてくれる力に支えられている」と並々ならぬ思い入れを吐露。中島は「お芝居を始めてから映画も演劇も好きになっていって、今も時間があれば見るようにしている。こういう監督、演出家がいるということが、作品に携わりたいというモチベーションになる」と役者魂をのぞかせた。
岨手監督は、子育ての大変さに触れ「独身時代から子どもを産んだ今もそうなんですけど、1日のうちにゆっくりとコーヒーとか飲みながら、この先のことを考えないと生きていけない」。岨手監督の話を聞いていた菊池は、「周りにも出産した人がいるのでなんとなく見えてはいるけれど、実感はなくて。でも昔から子育ての漫画が好き。子どもがほしいとかではないけれど、子どもを育てることに興味がある」と笑顔を浮かべていた。
「グッド・ストライプス」は、5月30日から全国で公開。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース





