松田翔太&前田敦子「ネコになりたい」で意見一致
2015年5月23日 13:00
[映画.com ニュース] 堤幸彦監督の最新作「イニシエーション・ラブ」が5月23日、全国281スクリーンで封切られ、主演の松田翔太をはじめ競演の前田敦子、木村文乃、堤監督が舞台挨拶に立った。
俳優生活10年目を迎えた松田は、「すごくナチュラルな気持ちでできた作品。自然体になれた気がする」とニッコリ。木村から「松田さんは劇中の髪型を気に入っているらしいですよ」と振られると、「僕の友人たちが続々とテクノカットになっています」と語り、場内を和ませた。
乾くるみ氏の同名原作は、1980年代後半の静岡と東京を舞台にSide-AとBの2編でつづられており、最後の2行で驚がくのミステリーへと変ぼうを遂げる構成が話題を呼んだ。映画では、鈴木(松田)とマユ(前田)のぎこちない恋愛模様を描いた静岡編、東京に転勤となった鈴木と静岡に残ったマユの関係が徐々に崩壊していく東京編を描いている。
映画の内容に絡め、明日から違う人生をおくるとしたらどんな事をしたいかという質問が寄せられ、前田は「ネコになりたい」と即答。松田が「俺も言おうと思った」と明かすと、前田も「気が合いますねえ。ネコになりましょう~」と意気投合していた。
また、木村は2度目の鑑賞を楽しむポイントを「鈴木君を大人の世界へ導くシーン」と明言。松田が「強引ですよねえ」と話すと、「そういうのがいいんでしょう?」と切り返されタジタジの様子だった。なお、この日は登壇者全員がカプセルボールを客席に投げ入れる演出が行われた。32個のボールのうち1個にだけ、劇中に登場するものと同じデザインのルビーの指輪が入っていたようで、キャッチした女性ファンは大喜びだった。