生田斗真「秘密」主演で大友啓史監督と最強タッグ!岡田将生×栗山千明×大森南朋も参戦
2015年5月6日 05:00
[映画.com ニュース] 俳優の生田斗真が、大友啓史監督の最新作「秘密 THE TOP SECRET」に主演し、死者の脳内映像をたどりながら迷宮事件を捜査する警視正・薪剛に扮することがわかった。生田のほか、岡田将生、栗山千明、大森南朋が出演。4月27日にクランクインした生田は、「大友啓史監督のもと撮影が進んでいます。岡田将生くんとは久しぶりの共演です。お互いが歩んできた道程や、これまで経験してきた事を現場で出し合いながら、素敵な化学反応を起こせればと思っています」と話している。
「るろうに剣心」シリーズ3作を、累計興行収入130億円突破の大ヒットに導いた大友監督が仕掛ける次なる一手は、「誰も見たことがない死者の脳内映像」がテーマ。最先端の科学技術を駆使し、死んだ人間の脳から“過去の記憶を映像化”できるMRIスキャナーが発明された世の中が舞台となり、警察庁の正式機関として認可されていない科学警察研究所法医第九研究室(通称・第九)が事件捜査に同スキャナーを導入したという設定だ。
生田が演じる薪剛は、宇宙ステーション並みの施設を備えエリートだけが集うMRI捜査組織を率いる第九の室長。天才的頭脳の持ち主だが、心にトラウマを抱える役どころについて「撮影現場では、スタッフ・キャストの方々が『室長!』と呼んでくださいます。少し偉くなった気分です。気持ちがいいです。偉そうに、他人を見下しながら、人間のもろさと強さ、絶望と希望を表現できればと思っています」と意欲をみなぎらせている。
一方の岡田は、第九に配属されたばかりの新人・青木一行に息吹を注ぎ込む。初の大友組参加に「緊張と興奮、2つの感情が混ざり合って震えています。そして、生田斗真さん。久々に先輩とご一緒できるのは嬉しすぎます。監督・キャスト・スタッフ、皆さんと最高の作品にしたいと思っています。クランクアップまで精一杯頑張りたいと思います」とコメントを寄せている。
原作は、清水玲子氏が「メロディ」(白泉社)で連載していたミステリー作品で、第15回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞している。2008年には日本テレビ系でアニメ化され、現在はスピンオフ・新シリーズ「秘密 season0」が同誌で連載中だ。
4年前から企画していたという大友監督は、「ようやく実現にたどり着きました。死者の記憶の映像化、最先端の脳科学システム、突出したキャラクターと限界ギリギリの人間ドラマ。原作者の清水さん、僕は女性コミックという装丁には惑わされませんよ(笑)」と原作の世界観にほれ込んでいることがうかがえる。だからこそ、「原作が取り上げるテーマは、私たち人間存在の心の奥底に突き刺さります。映像化は、『るろうに剣心』に続く大冒険です」と不退転の覚悟をにじませている。
なお、栗山は科警研監察医・三好雪子、大森は映画オリジナルのキャラクターである所轄署の熱血刑事・真鍋駿介を演じる。
「秘密 THE TOP SECRET」は、2016年に全国で公開。
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