コリン・ファース&レイチェル・ワイズ、実在の「洋上の失踪事件」映画化で共演
2015年4月7日 11:45

[映画.com ニュース] 英俳優コリン・ファースが主演する、洋上で不可解な失踪を遂げたイギリス人ドナルド・クロウハーストの伝記映画に、英女優レイチェル・ワイズが出演交渉中だと米Deadlineが報じた。
「博士と彼女のセオリー」のジェームズ・マーシュ監督の次回作となるタイトル未定の本作は、1968年、世界初の単独無寄港世界一周レース「ゴールデン・グローブレース」に参加し、レース途中に洋上で失踪した(自殺したとされる)アマチュアセイラー、クロウハーストの人生を映画化するもの。
名だたる海の男たちに混ざり、趣味でヨットに乗っていた電気技師のクロウハーストが過酷なレースに参加したことは話題を呼び、人々の人気を博した。クロウハーストの目的は自身が開発した航海計器の宣伝と賞金稼ぎにあったが、長期航海経験も浅く、準備不足のまま出航した。
航海中、クロウハーストからはハイペースで進んでいるという報告がなされていたが、途中で交信が途絶え、さらに出航から約9カ月後、ヨットが無人の状態で漂流しているところを発見された。残された航海日誌からは、実際は最初からトラブル続きであったこと、ほとんど進んでおらず嘘の報告をしていたこと、そして人々の期待が重圧となってリタイアすることもできず、追いつめられて徐々に精神に異常をきたしていった様子がうかがえたという。
ファースがクロウハースト役で主演する。ワイズの役どころは不明だが、クロウハーストの妻を演じるのではないかと見られている。「コンテイジョン」「ボーン・アルティメイタム」のスコット・Z・バーンズが脚本を執筆、「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」を手がけたブループリント・ピクチャーズが製作し、今春のクランクインを予定している。
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