樹木希林、体調不良で座って舞台挨拶 生まれ変わりは「拒否します」
2015年4月7日 09:42

[映画.com ニュース]樹木希林主演の河瀬直美監督最新作「あん」が4月6日、都内で完成披露試写会を実施。樹木と共演の永瀬正敏、樹木の孫娘である内田伽羅、河瀬監督、原作者のドリアン助川氏が舞台挨拶に立った。
この日の樹木は体調不良とのことで椅子に座っての参加となった。生きることを全うした女性を演じた樹木に、「生まれ変わるとしたら?」との質問が投げかけられたが、「もういいです。生まれ変わらないで。拒否します」と人生は1回で十分と表明して会場を沸かせた。
樹木節はとどまるところを知らず、撮影中の永瀬を「すごく偉かったの。コンビニのお弁当しか食べないの。ケータリングで美味しいのが来ても『僕はそういう役ですから』って。みんなそういう風に(河瀬監督に)させられるの」とそのストイックさを称賛しつつ、河瀬監督をチクリ。河瀬監督も「見張ってました。ちゃんとコンビニで買っているかどうか(笑)」と事実と認め、会場の笑いを誘っていた。
内田は、実の祖母である樹木との共演を「仕事をしている祖母の姿を見るのは初めてですが、あまりにも普段と変わらず、とても祖母らしいと思いました」と振り返り、「家族としてよく知っているので、目の前でお芝居するのが少し恥ずかしかったです」と初々しく語った。さらに、父親である本木雅弘には「『頑張ったね』と。『すごく自然にお芝居ができていてとてもよかった』と言ってくれました」とほめられたことを照れながら報告。これに樹木は「でも1番頑張ったことろはまるまるカットだったからね」とツッコミを入れ、「雨の中、私の14歳の時の代わりをやるっていう。あれは何だったのかなあ?」と監督に苦言を呈して再び会場の笑いを誘った。
終始笑いに包まれた舞台挨拶だったが、最後に樹木が「私は72歳になったんですが、この歳になるまでハンセン病患者のこういう状況を知らないで生きてきたっていう、後ろめたい、なんと恥ずかしい、少しでも沿うような人生がなかったのかなと思って恥じました。それがこの映画を見終わった時の感想でした」と真摯に述べると、会場は一瞬静寂に包まれ、その後大きな拍手が沸き起こったていた。
「あん」は、元ハンセン病患者が差別を受けながらも、人生を美しく生きる様子を切なく繊細に描く。徳江(樹木)は、どら焼き屋「どら春」の雇われ店長・千太郎(永瀬)のもとで働くことになる。しかし徳江が過去にハンセン病を患っていたという噂が流れ、徳江は姿を消す。千太郎は、徳江と心を通わせていた近所の女子中学生ワカナ(内田)とともに、徳江の足跡をたどる。ほかに浅田美代子、水野美紀、市原悦子らが共演する。5月30日から全国で公開。
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