「ビリギャル」有村架純、スカート「はいていません」発言に観客仰天!
2015年4月6日 20:21
[映画.com ニュース] 女優の有村架純が金髪・ミニスカートのギャル役に挑戦した「映画 ビリギャル」の完成披露試写会が4月6日、都内で行われ、舞台挨拶では有村をはじめ共演の伊藤淳史、吉田羊、田中哲司、野村周平、安田顕、松井愛莉、土井裕泰監督が「ビリギャル」の特製幕を破って登場した。
劇中で披露した金髪ギャルメイク姿のパネルを前にした有村は、「初めて鏡を見た時に『あなた誰』と思った」と照れ笑い。しかし、スカートの短さに対して「これははいていません」と発言すると、会場は驚きのあまり静まり返った。空気を察した有村が「(短すぎて)はいている感覚がないということですよ!」「撮影中は見えないかヒヤヒヤしちゃいました。まあ見えてもいいんですけど(笑)」と弁明すると、客席からはようやく「おお~!」という安どのため息が漏れ、安田ら男性キャスト陣も「パネルを下からのぞこうかと思った」とおどけてみせていた。
塾講師とギャル高校生の実話をもとにしたベストセラーを、「涙そうそう」「ハナミズキ」の土井監督が映画化。学年ビリで偏差値30の女子高生・工藤さやかが、塾講師・坪田と運命的な出会いを果たし、偏差値70の慶應大学現役合格を目指す姿を、ユーモアと涙を交えて描いた。
有村は原作のモデルになった工藤さやかさんについて「自分が恥ずかしいくらいに魅力的な女の子。演じたいとすごく思って、撮影するのがすごく楽しみになりました」と最敬礼で、「(名古屋弁の)方言指導で、現場にいつも本物のさやかさんがいてくださって、すごく助かりました」と感謝をにじませる。一方でギャル語には「『超やばくね』とか『マジ意味わかんね』というのが結構あって、ギャル口調もなじみがなかったので、言い慣れるのに時間がかかりました」と苦労を吐露したものの、撮影後にはすっかり使いこなしたようで「『何々だよね?』と聞くところを、(尻上がりの調子で)『何々じゃない?』と言っている自分に驚きました」と明かし笑いをさらっていた。
またこの日、高さ2.4メートル、横幅3.6メートルの“絶対ビリギャル”巨大絵馬がお披露目。大ヒットを祈願して有村自身が書いたそうで、「この『ビリギャル』が無事に合格、スタートできるように願いを込めて書きました」とほほ笑んだ。「映画 ビリギャル」は、5月1日から全国公開。