精神科病棟での心理劇 グザビエ・ドラン主演作「エレファント・ソング」予告編
2015年3月31日 17:00

[映画.com ニュース]カナダの鬼才グザビエ・ドランが俳優として主演した「エレファント・ソング」の公開日が6月6日に決定、このほど予告編が公開された。
失踪した精神科医と、愛を渇望した青年との関係を描いた心理劇。ある日、精神科医が失踪し、患者のマイケルという青年だけが手がかりを知っていた。院長はマイケルから事情を聞こうとするが、マイケルは巧みな話術で院長をわなに取り込んでいく。
監督だけにとどまらず、俳優としても評価の高いドランが脚本を読んで「これは僕だ」と出演を熱望したという。痛々しいまでに愛を求める青年マイケルをドランが熱演し、ブルース・グリーンウッドやキャサリン・キーナーら実力派俳優と共に緊張感あふれる会話劇を展開し、俳優としての底力を見せつける。
予告編では、マイケルと院長グリーンの会話が切り取られており、「母を殺した」「僕が彼を殺した」など、嘘か本当かわからないようなことをほのめかし、緊張感のある物語の展開を予感させる。
「エレファント・ソング」6月6日から新宿武蔵野館、渋谷アップリンクで公開。
(C)Sebastien Raymond
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